軽攻撃機FA-50(写真提供=空軍)
ペルーは今月中に提案書を受け付け、今年下半期に最終機種の選定を行う予定だ。今回の入札には韓国航空宇宙産業(KAI)のFA-50やロシアのYAK-130、イタリアM-346、中国のL-15などが競合している。FA-50を製作している韓国航空宇宙産業は2012年11月にペルー空軍訓練機交替事業を受注して2億ドルで20機の韓国産基本訓練機KT-1Pを供給している。これに伴い、軽攻撃機購入事業でもFA-50が有利な雰囲気だと伝えられている。
FA-50は韓国空軍が運営中のF-5E/Fが老朽化したことに伴い、これに代わるLOW級航空機で、国産高等訓練機であるT-50にレーダーや機関銃、爆弾、ミサイルなどを装着できるように開発された軽攻撃機だ。空対空・空対地ミサイルや一般爆弾、機関砲など基本武器と、合同精密直撃弾(JDAM)、知能型拡散弾(SFW)のような精密誘導武器など最大4.5トンの武装搭載が可能だ。FA-50はインドネシアやイラク、フィリピンに供給中だ。
一方、中南米を歴訪中の白承周(ペク・スンジュ)国防部次官は2日(現地時間)、ペルー政府から「空軍大十字勲章」を受けた。ペルー空軍大十字勲章は、ペルー政府が国内外の国防関連要人に授与できる最高等級(5等級)の勲章だ。白次官は空軍司令官であるアレバロ・アバテ隊長に会ってペルー空軍が進めている軽攻撃機購入事業に参加した韓国企業(KAI)に対する積極的な関心を呼びかけた。
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