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<アジアカップ>韓国監督「選手を誇りに思ってほしい」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

シュティーリケ監督(61)

豪州アジアカップで準優勝したサッカー韓国代表が1日、帰国し、「飴」でなく「花」を受けた。

昨年6月にブラジルワールドカップ(W杯)グループリーグ(1分け2敗)で敗退したサッカー韓国代表は、仁川空港に到着すると“飴洗礼”を受けた。「謹弔、韓国サッカーは死んだ」と書かれた横断幕を持ったファンは「サッカー代表が国民に飴を食らわせたので、私も(「これでも食らえ、クソ食らえ」という意味で)飴を投げた」と怒った。当時、中央日報の記事の見出しは「花の代わりに飴が投げられた」だった。

わずか7カ月間でサッカー韓国代表の帰国の雰囲気は全く違うものとなった。アジアカップで闘魂を見せた代表選手を見るために、この日の仁川空港には約1000人のファンが集まった。多くの少女ファンはアイドルグループに熱狂するよう歓声をあげた。


一部のファンは選手に花を渡した。サッカーファンのキム・ソクジン(38)は「豪州に敗れたが、大韓民国のサッカーは花を咲かせた」と語った。「よく頑張った孫興民(ソン・フンミン)」と書かれた横断幕を持ったファンもいた。

昨年9月に指揮棒を握ったシュティーリケ監督(61)の最優先目標は国民の信頼を得るというものだった。“アジアカップの主将”奇誠庸(キ・ソンヨン、26、スウォンジーシティ)は「ブラジルW杯では振るわず、国民を失望させた。アジアカップを通じて良い姿を見せれば、代表チームの位置づけも高まるだろう」と覚悟を固めた。

韓国代表はアジアカップグループリーグ第1・2戦でオマーン、クウェートを相手に辛勝した。アラン・ペレン中国代表監督(59)はアジアカップ準々決勝の相手について「韓国よりは豪州を避けたい」と語った。選手たちは「韓国サッカーがいつからこのように扱われるようになったのか」とし、固く団結した。太極戦士のユニホームに入った「闘魂」という文字に恥ずかしくないプレーをした。GK金鎮鉉(キム・ジンヒョン、28、セレッソ大阪)はウズベキスタンとの準々決勝で勝った後、「骨折しても無失点を守る」と意気込みを表した。

負傷のため代表チームから離脱した李青竜(イ・チョンヨン、27、ボルトン)と具滋哲(ク・ジャチョル、26、マインツ)は携帯電話を使ってチームメートを応援した。1日の豪州との決勝戦を控えた韓国代表のロッカールームには、太極旗(韓国の国旗)とともに李青竜と具滋哲のユニホームが掛けられていた。真のワンチーム(one team)だった。

韓国は豪州と決勝戦で0-1と敗色が濃厚だった後半ロスタイム、孫興民(ソン・フンミン、23、レバークーゼン)が奇誠庸)のパスを受け、左足でゴールを決めた。ファンが望む最後まであきらめないサッカーだった。孫興民は広告の看板を跳び越え、韓国ファンが集まる観客席に向かった。代表チームとファンの間の不信の壁が崩れる場面だった。交代カード3枚をすべて使った後に迎えた延長戦で、張賢秀(チャン・ヒョンス、24、広州富力)は筋肉の痛みをこらえて最後まで走った。

延長前半15分、韓国はジェームス・トロイージ(27、ワレヘム)に決勝ゴールを許し、惜敗した。しかしシュティーリケ監督は試合後の記者会見で、韓国語で「国民の皆様、韓国代表の選手を誇りに思ってほしい」と語った。



<アジアカップ>韓国監督「選手を誇りに思ってほしい」(2)

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