軍内の性犯罪では当事者が恥を感じていない点も大きな問題だ。今回の問題の旅団長も「合意の下で性関係を持った」と主張した。被害当事者は性暴行と考えているのに本人だけがロマンスにしているのだ。職場内の性犯罪では女性が強く拒否する意思を表現しなかったという点を問題にしたりもする。実際、女性の消極的な対応で問題を膨らむケースもある。しかし職場は誰にとっても人生がかかる問題だ。職場内の性犯罪は単なる暴行でなく、組織の強者に対抗して自分に振りかかる不利益、最悪の場合は職業を失うこともあるという恐怖に直面する。これに伴う消極的な対応の責任を問うべきではない。
特に軍は上の命令に従う位階秩序が強い。副士官が大佐の命令に従わないというのは容易なことではない。しかもその間、軍内性軍紀事件は軽い処罰で一貫してきた。2013年までに発生した37件の性犯罪のうち実刑はわずか1件しかない。被害者の保護も信頼できない。セクハラ被害者が移った部隊で指揮官がまたセクハラをする事例もあった。新政治民主連合が「軍の性犯罪は一般司法体系が引き受けるべき」と論評したほど、軍の性犯罪対応は信頼を失っている。
特に軍は上の命令に従う位階秩序が強い。副士官が大佐の命令に従わないというのは容易なことではない。しかもその間、軍内性軍紀事件は軽い処罰で一貫してきた。2013年までに発生した37件の性犯罪のうち実刑はわずか1件しかない。被害者の保護も信頼できない。セクハラ被害者が移った部隊で指揮官がまたセクハラをする事例もあった。新政治民主連合が「軍の性犯罪は一般司法体系が引き受けるべき」と論評したほど、軍の性犯罪対応は信頼を失っている。
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