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【時視各角】私は李完九首相に共感できない=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
筆者は不幸にも(?)息子が2人だけいる。昨日、軍に現役服務中だった長男が病気休暇を取ってきた。長男とは部屋のドアを閉ざした中2の頃からまともに会話もしない関係だった。何かと叱りつければ「この頃の世の中で自殺さえしなければ孝行息子だ」と反抗してきた。それでも軍隊は怖かったという様子だ。大学2学年の時にちょっと気楽だといって空軍と機動警察を見くびっていたのだ。一日酒を飲んで「我が家のDNAはじめじめ暗くて。背ばかり0.5センチ大きくても…」と愚痴っていた。DNAが思わしくない私は申し訳なかった。

その長男が3カ月前に部隊から電話をしてきた。「お父さん、面会に1回来て。足をケガした」。30カ月の予備役兵長らしく私はきっぱりと叱った。「こいつ、軍隊は遊びなのか。ちょっとぐらい痛くても我慢しろ」。翌週、長男が涙声で再び電話をしてきた。「すごく痛くて大田(テジョン)軍統合病院まで行ったけど待っている列も長くて徒労に終わった」。長男が一生障害を持つかもしれないと思って突然怖くなった。すぐに土曜日の夜明けに駆けつけて外出届を申請した。田舎の病院はエックス線を撮ると「骨に異常はない。足首が捻挫している」といって鎮痛剤と半ギブスをしてくれた。

10日前、長男が休暇に出てきた。「相変わらず夜も眠れないほど痛い」と言った。急いで大きな病院に連れていき高価な磁気共鳴画像装置(MRI)で撮影した。医師が鮮明なMRI写真を手にして話した。「足首靭帯の破裂。ここの真っ黒な線が急に切れたのではないか。エックス線やCTでは分からない」。医師は「もうすぐ酷寒期訓練なのに…」と心配する息子に「はやく手術日を決めよう」と促した。その上で「接合した後1、2カ月間気を付ければ正常に戻る」という話に胸をなで下ろした。


多分、息子は手術を受けて1週間後に部隊に戻るだろう。3カ月間、靭帯破裂が分からないまま湿布と鎮痛剤だけを与えた軍隊を恨むつもりはない。私費で受けた数百万ウォンのMRI撮影や手術費用も全く惜しくない。無条件に「我慢しろ」と脅したひどい父親が申し訳ないだけだ。必ず兵役を終えて無事に帰ってくるよう願うだけだ。もしかしたらこの地の平凡な家庭はみな同じ心情だろう。軍で故障した息子を再び直しても国に捧げることが当然のことだと信じている。国の高位の方々がこの程度のアフターサービスはこの地の「義務」だというから…。



【時視各角】私は李完九首相に共感できない=韓国(2)

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