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【グローバルアイ】韓国の金融危機対処の成績?さぁ…

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
最近各国政府には成績表が舞い込んでいる。

金融危機から6年余りの間に各国が繰り広げた危機克服努力に対する通知表だ。学生時代に成績表を受け取ってみた人はわかる。勉強と成績の関係がどれだけ正直なのか。本を押しのけ遊ぶのに忙しかったのに成績が良かったケースはない。

最も浮かれている国は米国だ。現象だけで見れば米国の成績は断然Aだ。各種経済指標は全盛期を彷彿とさせる。「米国経済が15年ぶりに再びグローバル経済の運転席に座った」(ブルームバーグ)という表現はまったくおかしくない。欧州と日本の成績はよくてもCやDでないだろうか。天文学的な資金を注ぎ込んでも経済がデフレから抜け出せずにいるのでそれ以上の評価を受けるのは難しそうだ。


中国は屈曲があった。世界経済が大恐慌以降最悪の低迷に陥った時にほとんど1人で救援投手の役割をした。世間には開発途上国が米国資本主義の骨格である「ワシントンコンセンサス」の代わりに中国式発展モデルである「北京コンセンサス」についていくべきという話が流行した。だが、最近になり成長率の下落傾向が明確になり中国もAを豪語できない状況になった。ウォール街で「北京コンセンサス」の話は引っ込んでしまった。中国とともにBRICsを構成したロシアとブラジルも話にならない。ロシアはマイナス成長が既定事実化されている。こうした状況が続けばBRICsからブラジルとロシアを除いたICsと呼ばなければならないという話がBRICsという造語を作ったジム・オニール元ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント会長から出てきた。

この6年間、各国には公平に同じ時間が与えられた。しかし時間を使う方法は違った。多くの国が経済復興を断固かつ一貫して力強く進めることができなかった。欧州と日本は景気浮揚策にもたついた。中国は構造改革が不十分で、ロシアとブラジルは資源依存型の経済体質を変えることができなかった。

危機局面であるほどリーダーシップが重要なものだ。ノーベル賞受賞者であるポール・クルーグマンはコラムで、「他の党がホワイトハウスを占めたなら置かれていただろう状況よりも米国人はもっとよく暮らしている」という話でオバマ大統領を賞賛した。オバマ大統領は果敢な財政支出で景気がさらに悪化するのを防ぎ、保守主義者の攻勢から米連邦準備制度理事会(FRB)を守り金利引き上げを抑制するのに助けになったということだ。より印象的なことは率直で透明な政策推進方式だ。オバマ大統領の今年の国政演説は端的な事例だ。オバマ大統領は「上位1%の税金の穴をふさぎ、そのお金を子どもの保育と大学教育に使おう」と提案した。野党である共和党が上下両院を掌握した現実では実現の可能性は高くない。しかし大統領の公開的な富裕層増税の主張は政府の指向点をはっきりと見せる。国民は選挙で賛否と好き嫌いを示すだろう。そうして誕生した政策は名分と突破力を備えることになる。

この6年間の韓国経済の成績表はどうだろうか? ひとつ明らかなのは政策の率直さと透明性、それを基に反対側を説得するリーダーシップが不足していたという点だ。



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