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引退しても休めない「半退時代」到来した=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
現代(ヒョンデ)重工業は14日、課長級以上の事務職を対象に希望退職の申請を受けつけると発表した。対象は1500人余りに達する。事務職全体で社員1万人余りの15%に該当する。262人だったグループ内造船3社の役員数も31%(81人)減らした。昨年7-9月期まで3兆2000億ウォンに達する累積赤字を出した上に、来年から定年が55歳から60歳に延長するのにともなう非常措置だ。現代重工業だけではない。景気低迷に定年延長という“伏兵”が立ちはだかって韓国内の産業全般で50代の退職風を追い立てている。昨年はKTが8000人余り、銀行・証券・保険が5000人余りを減員した。

しかし最近50代の早期退職は今後5年後に襲う「退職津波」に比べれば予告編に過ぎないかもしれない。1955~63年生まれの第1次ベビーブーマー世代(710万人、14.3%)の退職ショックが消える前に第2次ベビーブーム世代である68~74年生まれ(604万人、12.1%)の退職がすぐにつづく。その後は第1次ベビーブーマーの子供であるエコ・ベビーブーム世代(79~85年生まれ540万人、10.8%)が待っている。55~85年生まれの退職が30年間、息つく間もなく続くという話だ。特に人口比重が高い「386世代」(60年代に生まれて80年代大学に通い、30代だった90年代に進歩政権の誕生を主導した世代)の先頭ランナーである60年生まれが満60歳になる2020年前後には、法定定年で退職する人口が年80万人を超える。さらに求職市場を離れられない早期退職者までが絡み合う。

386世代からは平均寿命も高まった。2013年の生命表を基準として期待余命は平均81.9才(男78.5才、女85.1才)に達する。全光宇(チョン・グァンウ、元国民年金公団理事長)延世(ヨンセ)大学客員教授は「事故や重大な病気を体験しなければ90歳まで生きるという意味」とも指摘した。こうなっては退職しても引退できず、数十年は求職市場をさまよわなければならない「半退時代」が日常になった。中央日報が昨年12月に満40~59歳の国民1000人を対象にした質問でも、このような変化が感知されている。

引退떂ても休めない「半退時代」到来した=韓国(2)

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