金淇春(キム・ギチュン)秘書室長(左から4人目)が朴槿恵(パク・クネ)大統領の新年記者会見を傾聴している。朴大統領は同日、金室長に対して「私心がない方」と信頼を示した。
この問題に対する説明を朴大統領が直々に行った。「チョン・ユンフェ氏はすでに数年前に私の補佐役を辞めて私のそばから離れているため国政の近くに来たこともない。はっきりと申し上げるが、実力者どころか国政と全く関係がない。実力者になるはずもなく、実力者なのかそうでないのか、答える価値もない。それでも実力者だの何だの(文書事件が起きた)と言うから私は(文書は)ねつ造だと考えているのだ」
朴大統領は「全く根拠のない出来事でこのように世の中が騒々しくなったことについては、私は国民に対して申し訳なく思っているが、確認できないことがこのように問題になるということは本当にわれわれ社会が健全でないものと考える」と述べた。
チョン氏が文化体育観光部人事に介入したという劉震竜(ユ・ジンリョン)元長官の疑惑に対しても、朴大統領は「根拠もなくねつ造された話」と否定した。あわせて自身が文化体育観光部の体育政策局・課長人事を指示した背景も詳細に説明した。「テコンドー等、体育界のさまざまな不正が絶え間なく続いて自殺者まで出るようになり、『これ以上、到底見過ごすわけにはいかない』と思い、『これを正すように』と大統領として指示を出した。しかし、一向に報告は上がって来ず、進んでいるものは何もなかった。私はこのように一度改革を始めたり不正を正すと言ったら、言いっ放しではなく、『これはどうなったのか』と継続して、できる時まで問い続ける必要があると考える。そうして問い続けたところ、結局はそこ(体育局・課長)がまともに役割を果たしていなかった。役割を果たすべき人々が何もしていなければ責任を取らなければならない。大統領が指示したことで関心を持っているが、どうして役割を果たせないのか、それならば責任を負うべきではないのか…ということだったが、このようなことがどうして途中で形を変えて体育界人事に関連もない人(チョン・ユンフェ)が関与したという話が出るのか。本当に韓国社会はこんなふうになってはいけない」
弟である朴志晩(パク・ジマン)EG会長がチョン氏文書事件に介入したことについて、朴大統領は「自身の個人的な営利と欲を達成するために全く関係ない人々を中間で仲たがいさせ、何か漁夫の利を狙おうとして巻き込まれたのではないか。そのようなバカなことに巻き込まれないように、身を正して生きるべきだと考える」と話した。
政界の認識との温度差にも言及した。
最近起きた青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金英漢(キム・ヨンハン)前民情首席秘書官の「抗命事態」に対して朴大統領は「これが抗命行為だとは考えない」と話した。「民情首席が過去のことについて、本人がよく知りもしないまま(国会に)出て政治攻勢に巻き込まれればさらに問題を大きくしかねないとの心配から、民情ラインの誤った文書流出があったから、本人が責任を負う形で辞表を提出したものと考える」ともした。その一方で、朴大統領は「私の立場からは、それでも国会に出て話をすべきだったのではないかトノ考えから、遺憾に思う」と述べた。
野党が求めるチョン・ユンフェ文書特検に対しては「文書もねつ造・虚偽であることが明らかになった。隅々まで調べても利権が形になったとか金銭の授受があったとかいうことが全くないのに、疑惑だけで特検を行えば、今後、疑惑が提起されるたびに特検を行う先例を残すことになる」として反対の立場を明確にした。
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