韓国の政界があまりにも波瀾万丈で、6年前の状況がまるで60年前のようだ。探ってみるとあにはからんや、その頃当然だった次期走者がいなかった野党周辺で潘総長を次期走者に育てようという主張が少しの間出てきたことを思い出す。そうするうちに実現の可能性がゼロに収れんすることが判明しながら白紙に戻った。個人的にも潘総長の大統領選挙出馬は荒唐無けいな仮説と思っていたので、そんな議論があったという事実自体を全く忘れてしまったようだ。世界の人から尊敬される国際的指導者を泥沼の犬試合に似たような様相の国内の大統領選挙の場に引き込んでいいのかという話だ。
ところで昨年からこっそりと再び「潘基文待望論」が幽霊のように政界をはいかいし始めた。今回ふさわしい次期走者がいない与党側からだ。今年、新年の世論調査で潘総長は次期大統領候補の支持率1位をさらったという。ため息が出てくる。寡聞なためなのか分からないが、国内にもいない人物が最も有力な次期指導者として議論される国が韓国以外にあるのかと思う。さらに潘総長は公式資料まで出しながら「大統領選挙の出馬説は全く事実ではない」として国内政界と徹底的に線を引いている状況だ。そのような人をあえて世論調査に入れて大統領候補に浮上させる政治文化もまた、どこにあるだろうか。潘総長は今回支持率1位の報告を受けて、言葉もなく苦笑いするばかりだったというが、どんな心情だったのか察しがつく。
ところで昨年からこっそりと再び「潘基文待望論」が幽霊のように政界をはいかいし始めた。今回ふさわしい次期走者がいない与党側からだ。今年、新年の世論調査で潘総長は次期大統領候補の支持率1位をさらったという。ため息が出てくる。寡聞なためなのか分からないが、国内にもいない人物が最も有力な次期指導者として議論される国が韓国以外にあるのかと思う。さらに潘総長は公式資料まで出しながら「大統領選挙の出馬説は全く事実ではない」として国内政界と徹底的に線を引いている状況だ。そのような人をあえて世論調査に入れて大統領候補に浮上させる政治文化もまた、どこにあるだろうか。潘総長は今回支持率1位の報告を受けて、言葉もなく苦笑いするばかりだったというが、どんな心情だったのか察しがつく。
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