韓国人３人など１６２人を乗せてシンガポールへ向かう途中で墜落したエアアジア旅客機がインドネシア当局の承認を受けないまま運航したことが分かり、波紋を呼んでいる。インドネシア交通部は「エアアジアのインドネシア・スラバヤ－シンガポール路線は、昨年１０月から毎日運航から週４日運航に縮小され、事故当日だった日曜日は運航が承認されていなかった」と話した。

米ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）はインドネシア政府はエアアジアの該当路線運航を中止させたことに続き、５日からエアアジア社のすべての運航スケジュールを調査する方針だと報じた。これに対してエアアジアは当局の承認のない運航は不可能だとしながらも当局の調査に全面的に協力すると明らかにした。シンガポール民間航空庁はエアアジアの該当路線が毎日運航として承認されていたと主張し、それぞれ違う立場を見せた。

墜落８日目を迎えた４日までに、事故海域からは合計３４人の遺体が収拾された。インドネシア気象気候地球物理庁は３日、暫定報告書を提出し、悪気象が最も大きな事故原因かもしれないと発表した。