対話なしに南北関係の改善は不可能だという点で、金第1書記が積極的に対話の意思を表明したのは評価、歓迎するべきことだ。金第1書記は言葉でなく行動で対話の意思を立証しなければならない。その最初の行動は、南側がすでに北側に提案している第2回高位級接触と南北当局間会談を受け入れることであるのは言うまでもない。今年は光復(解放)、分断から70年となる年だ。日帝の武力占領と外勢の介入で韓半島(朝鮮半島)が分断され、70年になるまで南北は冷戦的で消耗的な対峙状態を続けている。共産圏の没落にもかかわらず、北朝鮮は3代世襲体制を維持し、開放・改革とは塀を築いている。執権4年目を迎えた金第1書記は、核と経済の並進路線を前面に出して執権の基盤を固めるのにはひとまず成功したとみられるが、外交的な孤立と経済難はますます深刻になっている。習近平体制に入ってから中国との関係は以前のようではなく、経済難と制裁に苦しんでいるロシアも余裕がない。オバマ政権の対北朝鮮圧力路線は不動の姿勢だ。金第1書記が難局を打開する活路は韓国しかない。
執権3年目を迎えた朴槿恵(パク・クネ)政権も状況が良くないのは同じだ。韓半島信頼プロセスやドレスデン宣言など対北朝鮮政策構想は多かったが、顕著な成果はなかった。任期の折返し点となる今年が、南北関係の進展を図る事実上の最後の年といっても過言でない。先月末、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官が統一準備委員会政府側副委員長の資格で南北当局間会談を提案したのは、朴槿恵政権の焦燥感が反映されたとみられる。分断70年となる今年は、ソウル、平壌(ピョンヤン)ともに南北関係大変革の適期でありゴールデンタイムだ。
執権3年目を迎えた朴槿恵(パク・クネ)政権も状況が良くないのは同じだ。韓半島信頼プロセスやドレスデン宣言など対北朝鮮政策構想は多かったが、顕著な成果はなかった。任期の折返し点となる今年が、南北関係の進展を図る事実上の最後の年といっても過言でない。先月末、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官が統一準備委員会政府側副委員長の資格で南北当局間会談を提案したのは、朴槿恵政権の焦燥感が反映されたとみられる。分断70年となる今年は、ソウル、平壌(ピョンヤン)ともに南北関係大変革の適期でありゴールデンタイムだ。
この記事を読んで…