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<アジアカップ>「ボールをキープ」…韓国代表監督が強調

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サッカー韓国代表は55年ぶりアジアカップ優勝のために攻撃サッカーを準備している。豪シドニーで行われている代表チームの練習中、シュティーリケ監督は常に「キープ・ザ・ボール」を叫び、相手エリアでのボールシェア向上を強調している。シュティーリケ監督が新年初日の朝食にトック(雑煮)を選手に配っている。(写真=大韓サッカー協会)

サッカー韓国代表のシュティーリケ監督(61)は豪州シドニーで新年を迎えた。9日のアジアカップ開幕を控え、先月28日からシドニーで代表チームの練習を指揮しているシュティーリケ監督が、いつも叫ぶ言葉がある。キープ・ザ・ボール(Keep the ball)、ボールを守れという意味だ。

シュティーリケ監督は新年初日、シドニー現地で「キープ・ザ・ボール」の意味を説明した。シュティーリケ監督は「私の言葉は守備のサッカーをしろという意味ではない。果敢な攻撃サッカーをするための最も効率的な方法が『キープ・ザ・ボール』だ。我々がボールを所有している時、相手は絶対に得点できないからだ」と説明した。

ボール支配率を高めるサッカーは過去に韓国代表を引き受けた監督だけでなく、各国の指導者が共通して目指しているスタイルだ。しかしシュティーリケ監督は単にボールを長くキープすることより、攻撃的でありながらも意味のあるポゼッションサッカーをすることを目指している。シュティーリケ監督は「ボール支配率を高めるために横パスやバックパスを乱発するのは困る。私の言葉は絶えず前進しながら攻撃のチャンスを作り出そうという意味だ。0-0で負けないサッカーを追求して勝ち点1点を取るより、得点して勝ち点3点を獲得するのがはるかに良いと考える。絶えず積極的に攻撃に集中しなければいけない」と述べた。


シュティーリケ監督はDFもできるだけ長くボールをキープすることを強調する。従来の監督が目指してきたポゼッションサッカーと最も異なる点だ。代表チームのDF張賢秀(チャン・ヒョンス、23、広州富力)は「監督はDF選手も単にボールをクリアするのではなく、練習の時も戦術会議の時も最も強調するのがキープ・ザ・ボール」と話した。

シュティーリケ監督は「選手たちはボールを持っていても簡単に奪われる弱点があった。Kリーグでも同じ問題を表した」とし「DF選手も無意味に横にボールを回すのではなく、前方に正確に結びつけるように言った。守備もボールシェアのための積極的な行為という点を強調した」と説明した。

シュティーリケ監督が望むポゼッションサッカーのため、韓国代表は豪州で多様なシミュレーション練習をしている。コーチングスタッフが「10秒」「30秒」などと時間を叫べば、その時間、ボールをできるだけ長く所有し、効率的なパスで相手の守備を崩す練習を集中的にしている。正確で鋭い攻撃のために基本パス練習にも多くの時間を使っている。シュティーリケ監督は「一日で改善される問題ではない。それでもボールをキープしながら安定的に回すことができる確信を持つことができれば、もう少し攻撃的なプレーができるだろう」と話した。

韓国代表は10日、豪キャンベラでオマーンとアジアカップ初戦を行う。シュティーリケ監督は「日本が現実的に有力なアジアカップ優勝候補」と述べた。世界で最も体系的、質的に優秀な独ブンデスリーガで日本人選手12人がプレーしているためだと説明した。

シュティーリケ監督と代表選手は新年の初日、朝食にトック(雑煮)を食べた。キム・ヒョンチェ代表チーム料理長がシドニーで食材を調達し、40人分のトックを作った。シュティーリケ監督は初めてトックを食べたが、残さずに平らげた。

シュティーリケ監督は「人の力では実現できない願いもあるが、サッカー代表チームの願いは我々の力で十分に実現させることができる。アジアカップ優勝という願いを必ずかなえたい」と語った。



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