ロシアのプーチン大統領が中国の習近平国家主席の夫人・彭麗媛氏の肩にショールをかけた場面にかなり隠れてしまったが、先月その出会いで中露は超大型契約を成立させた。ロシア西部シベリアと中国西部地域をガスパイプラインでつなぎ、300億立方メートルのガスを30年間供給するプロジェクトだ。5月にはシベリア極東と中国東北地域をパイプラインで連結し、年間380億立方メートルずつ供給する4000億ドル(約440兆ウォン)契約を成立させている。昨年の350兆ウォン規模の原油取引を含めると、中露はこの2年間に3回の契約書のサインだけで1000兆ウォン(約110兆円)以上の現金とエネルギーを交換することになる。天文学的な金額であり、大変な量だ。サウジアラビアの増産と中露の密着はコインの裏表だ。別個の懸案でないということだ。
サウジアラビアの増産は米国のシェールガスだけでなく、ロシアのエネルギー輸出も同時に攻撃する。ロシアはエネルギー生産世界3位、輸出1位(2011年基準)の国だ。エネルギーはロシアの税収の50%、輸出の70%を占める。エネルギー経済研究院の分析によると、ロシアが自国の財政の損益分岐点を達成するためには、原油価格が1バレルあたり100ドルを超えなければならない。サウジアラビアの攻撃がロシアに致命的であることを見せる数値だ。
サウジアラビアの増産は米国のシェールガスだけでなく、ロシアのエネルギー輸出も同時に攻撃する。ロシアはエネルギー生産世界3位、輸出1位(2011年基準)の国だ。エネルギーはロシアの税収の50%、輸出の70%を占める。エネルギー経済研究院の分析によると、ロシアが自国の財政の損益分岐点を達成するためには、原油価格が1バレルあたり100ドルを超えなければならない。サウジアラビアの攻撃がロシアに致命的であることを見せる数値だ。
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