一年の最後の日と新年の初日には、毎日昇っては沈んでいく太陽さえも特別なものになる。海から浮び上がって海へと沈む見物名所１０カ所を海洋水産部が２８日推薦した。日の出・日の入りを見るだけでなく地元の水産物を味わい漁村体験プログラムも共に楽しめる場所だ。

首都圏では、京畿道華城（キョンギド・ファソン）市の宮坪（クンピョン）・菊花（ククファ）村がある。この２カ所では日の入りも日の出も見られる。宮坪港の日没の様子は、華城市８大景観の中でトップに挙げられるほどだ。また宮坪海水浴場に１０００本余り茂っている松林が趣を加えている。釣りや地引網も楽しめる。菊花村では新年初日のカキの雑煮を無料で配る。

初日の出の観覧客が最も多いのは東海（トンヘ）だ。洛山寺（ナクサンサ）・河趙台（ハジョデ）で有名な江原道襄陽郡（カンウォンド・ヤンヤングン）の南涯（ナムエ）村では、日の出の見物と共に貝ネックレス・イカのスンデ作り体験もさらに楽しめる。３０人以上の団体宿泊客のためにタコめし・貝汁サービスを提供する所もある。


南海（ナムヘ）でも日の出の風景を見物できる。全羅南道康津郡（チョンラナムド・カンジングン）ソジュン村が代表的だ。ソジュン村では新年初日に「馬良（マリャン）港、日の出行事」で参加者に雑煮を提供し、伝統の遊びも披露する。海苔作りも体験でき、詩人キム・ヨンナン（１９０３－１９５０）の生家と丁若鏞（チョン・ヤゴン、朝鮮時代後期の実学者）が流罪に処せられた時期に滞在した家も見学できる。また慶尚南道南海郡（キョンサンナムド・ナムヘグン）の項島（ハンド）村では防波堤で日の出イベントを行う。問題は天候だ。この日、気象庁は３１日午後に全国の大部分の地方で雪または雨が降ると予報した。また新年初日の午前は、江原道嶺東（ヨンドン）に雲が多くなり、そのほかの地方にも雲がかかると予報している。