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「船舶作りは1等の韓国に大型ヨット作る会社なかった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ペク・スンヨン会長がマイダス720号の前でヨット産業化の抱負を語っている。

「釜山(プサン)を韓国ヨット産業のメッカにする」。釜山郷土企業家の(株)サムジュのペク・スンヨン会長(53)の抱負だ。ヨット製造や部品生産などヨット産業を育ててヨット観光を韓国最高の観光商品にするということだ。

ペク会長はサムジュスリーコールを全国最大の代行運転業者に育てた主人公だ。2003年スタートしたサムジュスリーコールは釜山、蔚山(ウルサン)、慶尚南道(キョンサンナムド)に代理運転手3000~5000人を置いて年間800万件の依頼を記録している。秘訣は「顧客中心」経営。スリーコールの運転手は顧客と言い争わない、依頼が入ると最も近い代理運転手が先に走って行くなど10項目を守る。この業者は最近嶺南(ヨンナム)圏初のスマートフォンアプリによる料金カード決済システムを開発して商用化に入った。23日、ペク会長のオフィスでヨット産業に飛び込んだ理由などを聞いてみた。

--なぜヨットなのか。


「韓国は3面の海と海水浴場、美しい景色を誇っている。しかし、十分な観光資源化が出来ずにいて残念だ。釜山はヨット産業化と観光商品化に最適な場所だ。事業多角化の意味合いでヨットに飛び込んだ」

--国内ヨット産業はどれくらいの水準なのか。

「造船強国で船舶を作るのは1等だがまだ大型ヨットを作る会社がない。皮肉なことだ。海洋水産部が全国6カ所の拠点にマリーナ港を作る計画があるが、結局ヨットは全て輸入しなければならない。少し早いがヨット観光業をしながら生産技術を蓄積するなどヨット産業化の準備をしている」

--ヨットに対する国民認識が低いが。

「ヨットを少数特権層の専有物と認識している。それだけ韓国にはヨットを楽しむ文化自体がない。だが、先進国はヨット産業と部品産業がとても発達している。韓国も先進国になりつつある分、ヨット需要の急増に備えなければならない」

--成功は容易ではないだろう。

「関税を払って多額の輸送費をかけて外国からヨットを輸入して係留施設などを作れば費用がそれだけ高くなる。それでヨットを直接作ることにして会社を作った。係留場は全国各所の漁港を活用すれば良い。設計技術が足りないため図面を外国から取り寄せて作った初めての作品が大型ヨット『マイダス720』だ。来年まで10隻など、長期的に数十隻の大型ヨットを作って浮かべる。ヨット製造と部品産業に集中して世界的ブランドとして育てるつもりだ」

--政府支援はどうか。

「政府がヨット産業育成を声高にしているが、まだ実務的にはよく動いてくれてはいない。まともなヨット生産業者がないため支援したくてもできないということだ。ヨット産業化の初歩段階であるだけに戦略的支援が必要だ」

--「人が道だ」という額がオフィスの前にかけてあるが。

「社訓だ。人が仕事を頑張って成果を出すこともあるし反対にダメになることもある。いくら社会やソリューションが発達しても結局は人がやることだ。人がどう考えて仕事をするかにより結果が変わる。そのような精神で職員と顧客に対してサムジュをヨット専門会社に育てる」

昨年売り上げ171億ウォンに純利益18億ウォンを記録した(株)サムジュは今年10月から釜山近海でマイダス720号とX-ヨットを運航している。ジンハホテル&リゾートとMBCサムジュアートホール等も運営中だ。ヨットを製造する(株)サムジュエステックと(株)サムジュ建設、(株)蔚山マリーナを系列会社としている。





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