李隆濫(イ・ユンナム)地質博物館長
韓国地質資源研究院の李隆濫(イ・ユンナム)地質博物館長(54)はこうした逆境を乗り越えて今年、世界恐竜学界の50年のミステリーを解明した。これまで大きな前足だけだったデイノケイルス・ミリフィクス(Deinocheirus mirificus=独特で恐ろしい手という意味)の骨格を完全に復元した。ティラノサウルスよりも大きい肉食恐竜と知らされていたが、実際は体がそれほど大きくはなく、雑食性という事実も初めて明らかにした。
研究結果は10月に科学誌『ネイチャー』に掲載された。韓国の学者が主導した古生物学研究論文がこのジャーナルに掲載されたのは初めて。李館長は「低迷する国内古生物学の発展のきっかけになればいい」と語った。
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