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来年、アジア通貨価値が下落…「韓国ウォンは最悪の見通し」

ⓒ 中央日報日本語版
来年、アジア通貨は全体的にドルに対してその価値を下げ、中でも韓国ウォンの価値下落幅が最も大きくなる見通しだ。最近、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)が投資家リポートを通じて明らかにした。

23日(現地時間)、米国経済専門放送CNBCによると、ANZは「米連邦準備制度は来年利下げに踏み切ると予想されるが、アジアの中央銀行は反対方向に動くだろう」と展望し、「米国の景気回復は堅調である半面、アジアでは全体的に景気鈍化が見え始めている」と説明した。

CNBCが最近、専門家を対象に実施したアンケート調査によると、連邦準備制度委員会(FRB)は来年7月ごろに利上げに踏み切る見通しだ。これに対し、アジア主要国の中央銀行は通貨緩和政策に固守している。中国人民銀行は先月、2年ぶりに利下げを断行し、韓国銀行も8月と10月の2回にわけて政策金利を0.5%ポイント下げた。その間、日本銀行(BOJ)は量的緩和規模を増やしている一方、タイやオーストラリアなどでは利下げに踏み切るべきだとの声が出ている。


ANZは、アジア主要通貨のうち来年ドルに対して価値を上がるのは中国人民元とマレーシアのリンギットのみだとした。中国当局は緩やかな通貨切上げ基調を持続すると予想されているところに経常収支黒字と中国資産に対する投資需要が人民元高を牽引するとの展望だ。

半面、来年韓国ウォンはアジア主要通貨のうち最悪の成績になるという予想だ。ANZは報告書で「韓国の輸出競争力が円安と中国との競争激化で大きく弱まった」とし、実質実効為替レートで史上最高水準の円安ウォン高であるためウォン安政策が切実だと強調した。



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