大統領制の下で経済副首相に6カ月で経済を回復させろと注文することからして無理とも言える。しかし経済副首相が全方向に景気浮揚ドライブをかけたのに成果が現れないでいる裏には副首相というポストの重さが変わったためという指摘もある。いまでも多くの人が経済を生かすのも、沈滞の底に座り込むのも、すべて副首相個人の能力とリーダーシップにかかっているとみている。しかしこれは変わった経済副首相の地位と役割をしっかりと認識できてない結果だ。経済副首相は1963年に初めて導入されてから50年以上にわたり名称はそのままだ。だが、同じ副首相でも以前と現在では役割と地位がまったく異なる状況だ。成果も変わらざるを得ない。経済開発5カ年計画に合わせ成長が本格化した60~70年代の経済副首相は「規制製造者」であり「資源配分者」だった。政府が資源を配分し民間企業をリードしていた時はあらゆる分野で秩序と規制が必要だった。韓国経済はこれを通じて高度成長を成し遂げることができた。
◇副首相制の廃止と復活も位置付けを引き下げ
韓国経쾍副首相に残されたカードは…(2)
◇副首相制の廃止と復活も位置付けを引き下げ
韓国経쾍副首相に残されたカードは…(2)
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