日本の製造・直売型衣類(SPA)ブランド「ユニクロ」がTHE NORTH FACE(ノースフェイス)やBEAN POLE(ビーンポール)などを抜いて韓国衣類業界で売上首位に立った。2004年に韓国法人を設立して韓国に進出してから10年でのことだ。ユニクロの独走が続き、韓国産ファッションメーカーの危機感が大きくなっている。
ユニクロ韓国法人であるFRLコリアはこの会計年度(2013年9月~2014年8月)に売上高8954億ウォン(約973億円)、営業利益1077億ウォンを記録したと7日、発表した。売上高は1年前6937億ウォンから29%、営業利益は768億ウォンから40.2%増えた。
韓国内で年間売上が8000億ウォンを越えるファッションブランドが登場したのは今回が初めてだ。昨年売上高1位ブランドはYOUNGONE OUTDOORのノースフェイス(7168億ウォン)だった。だが、今年に入り同社の7-9月期までの売上高は2%の増加にとどまり、今年大幅な成長は難しいと予想される。韓国産ブランドのうち、トップを走る第一毛織のビーンポールも、昨年の売上高は6700億ウォンだったが今年は6%程度の増加にとどまる見通しだ。
ユニクロは消費者から「コストパフォーマンスに優れている」との評価を受け、カジュアル、女性服、男性服、児童服など商品群を問わず国内ブランドの領域をものすごい速度で蚕食している。FRLコリアのホン・ジョンウ広報チーム長は「手軽に着ることのできる普段着から有名デザイナーと提携してつくった個性的なデザインの製品まで、幅広い種類の衣類を競争力のある価格で販売していることが高成長の秘訣」と話した。
韓国内にはイーランドや第一毛織、LF、新世界インターナショナルなど年間売上1兆ウォンを越えるファッション企業が少なくないが、通常これらのブランド数は10~30種類に達する。ユニクロはたった一つのブランドで年間9000億ウォン近くを販売する強大な「ブランドパワー」を発しているのだ。
ユニクロは流行を追わないシンプルなデザインの製品が多い代わり、素材と機能性を強調している。10~30代の若者層だけでなく、40~60代まで引き込んでいる秘訣だ。冬季の主力商品である発熱下着「ヒートテック」は2008年の発売以降、韓国内だけで2000万枚以上売れたという。
韓国メーカー等がユニクロの独走を防ぐためには「価格バブル」を取り除く根本的な革新を始めるべきだとの指摘が出ている。ユニクロ突風以降、韓国内ファッションメーカー等もSPA事業に飛び込んだものの格差を狭められずにいる。昨年イーランド「SPAO」の売上高は1405億ウォン、第一毛織「8seconds」は1300億ウォンを記録した。今年の売上高は昨年より増えたものの、2000億ウォンを上回ることができなかったとメーカー等は伝えた。
ユニクロの最近動きとしては、地方攻略を強化している点が目につく。今年に入って大邱(テグ)、光州(クァンジュ)などの広域市と、全州(チョンジュ)、群山(クンサン)、木浦(モクポ)、儀旺(ウィワン)、金海(キムヘ)、江陵(カンヌン)などに次々と進出した。ソウルと首都圏を中心に130余りの店舗を展開しているユニクロは、来年は地方中小都市中心に30カ所前後の店舗をさらにオープンする計画だと伝えられた。来年は韓国衣類市場初の“売上高1兆ウォン”ブランドになるのではないかとの展望が出てきている。
ユニクロ韓国法人であるFRLコリアはこの会計年度(2013年9月~2014年8月)に売上高8954億ウォン(約973億円)、営業利益1077億ウォンを記録したと7日、発表した。売上高は1年前6937億ウォンから29%、営業利益は768億ウォンから40.2%増えた。
韓国内で年間売上が8000億ウォンを越えるファッションブランドが登場したのは今回が初めてだ。昨年売上高1位ブランドはYOUNGONE OUTDOORのノースフェイス(7168億ウォン)だった。だが、今年に入り同社の7-9月期までの売上高は2%の増加にとどまり、今年大幅な成長は難しいと予想される。韓国産ブランドのうち、トップを走る第一毛織のビーンポールも、昨年の売上高は6700億ウォンだったが今年は6%程度の増加にとどまる見通しだ。
ユニクロは消費者から「コストパフォーマンスに優れている」との評価を受け、カジュアル、女性服、男性服、児童服など商品群を問わず国内ブランドの領域をものすごい速度で蚕食している。FRLコリアのホン・ジョンウ広報チーム長は「手軽に着ることのできる普段着から有名デザイナーと提携してつくった個性的なデザインの製品まで、幅広い種類の衣類を競争力のある価格で販売していることが高成長の秘訣」と話した。
韓国内にはイーランドや第一毛織、LF、新世界インターナショナルなど年間売上1兆ウォンを越えるファッション企業が少なくないが、通常これらのブランド数は10~30種類に達する。ユニクロはたった一つのブランドで年間9000億ウォン近くを販売する強大な「ブランドパワー」を発しているのだ。
ユニクロは流行を追わないシンプルなデザインの製品が多い代わり、素材と機能性を強調している。10~30代の若者層だけでなく、40~60代まで引き込んでいる秘訣だ。冬季の主力商品である発熱下着「ヒートテック」は2008年の発売以降、韓国内だけで2000万枚以上売れたという。
韓国メーカー等がユニクロの独走を防ぐためには「価格バブル」を取り除く根本的な革新を始めるべきだとの指摘が出ている。ユニクロ突風以降、韓国内ファッションメーカー等もSPA事業に飛び込んだものの格差を狭められずにいる。昨年イーランド「SPAO」の売上高は1405億ウォン、第一毛織「8seconds」は1300億ウォンを記録した。今年の売上高は昨年より増えたものの、2000億ウォンを上回ることができなかったとメーカー等は伝えた。
ユニクロの最近動きとしては、地方攻略を強化している点が目につく。今年に入って大邱(テグ)、光州(クァンジュ)などの広域市と、全州(チョンジュ)、群山(クンサン)、木浦(モクポ)、儀旺(ウィワン)、金海(キムヘ)、江陵(カンヌン)などに次々と進出した。ソウルと首都圏を中心に130余りの店舗を展開しているユニクロは、来年は地方中小都市中心に30カ所前後の店舗をさらにオープンする計画だと伝えられた。来年は韓国衣類市場初の“売上高1兆ウォン”ブランドになるのではないかとの展望が出てきている。
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