海外の舞台で韓国野球の地位を高めた呉昇桓（オ・スンファン、３２、阪神）と李大浩（イ・デホ、３２、ソフトバンク）が並んで特別賞を受賞した。

呉昇桓は日本進出初年に真価を遺憾なく発揮した。今季２勝４敗３９セーブ、防御率１．７６をマークし、セリーグ最多セーブ投手となった。阪神の歴代外国人最多セーブ記録を更新し、宣銅烈（ソン・ドンヨル）元起亜タイガース監督（５１）が持つ日本プロ野球韓国人シーズン最多セーブ記録（３８セーブ）も塗り替えた。セリーグクライマックスシリーズではチームの６試合にすべて登板し

、４セーブをマークしてＭＶＰ（最優秀選手）にも選ばれた。


日本進出３年目の李大浩も変わりなく活躍した。ソフトバンク移籍初年にチームの４番打者を務め、打率３割、１９本塁打、６８打点をマークした。精巧な打撃能力と卓越した選球眼は日本の“顕微鏡野球”の前でも威力を失わなかった。ポストシーズンでも打率３割６分８厘（３８打数１４安打） ８打点をマークし、ソフトバンクの日本一に貢献した。李大浩本人にとってプロ生活で初の優勝であり、意味のあるシーズンとなった。

李大浩は「照れくさい。他国で苦労しているということで与えられたようだ。一緒に自国を離れて野球をしている（呉）昇桓と受賞できてうれしい」と語った。