チョン・ユンフェ氏の国政介入疑惑を呼んだ青瓦台（チョンワデ、大統領府）文書流出波紋が青瓦台内部まで揺さぶっている。チョン氏が自分を陰湿に攻撃した主体として「青瓦台民政」を挙げたのに続き、趙応天（チョ・ウンチョン）前青瓦台公職紀綱秘書官が「チョン・ユンフェ文書の６０％以上は事実」と主張し、矢が権力内部に飛び込んだからだ。

そのためか、朴槿恵（パク・クネ）大統領は２日、青瓦台で開かれた統一準備委員会３次会議を終えた後、出席者と昼食会をしながら妙な話をした。朴大統領は「聖書にもそのような話があったと記憶しているが、人は苦難が多い」とし「常に困難があり、頭を悩ませる。『世の中が終わる日が悩みが終わる日』というほど困難が多い」と述べた。続いて「そのようなすべての人々の人生で、食べる楽しみを除けばおそらく生きていく楽しみの８０％は逃げていくのではないだろうか」とし「このように討論し、頑張って仕事をしながらも、食事の時間になれば心が穏やかになり、少しリラックスしようという気になるが、最近はまた業務夕食、業務昼食があり、食事の時間さえも楽に食事をしてはいけないという風潮がある」と吐露した。出席者はこの発言を伝え、「『チョン・ユンフェ文書』流出波紋と趙前秘書官の暴露のため穏やかでない大統領の心境がにじみ出た発言のようだ」と述べた。

チョン氏と趙前秘書官の発言が相次ぎ、午前中は「検察の捜査を見守ろう」と慎重だった青瓦台は、午後に入って積極的な態度に変わった。


閔庚旭（ミン・ギョンウク）青瓦台報道官は趙前秘書官の主張に対し、「趙前秘書官は外側でメディアを通じて一方的な主張をするのでなく、検察で真実を明らかにすることに協力することを望む」と強調した。また、一部のメディアが「文書関連の報道をした報道機関を告訴した青瓦台の関係者は検察に出頭しないだろう」と報じたことに対しても「事実ではない」と否認した。閔報道官は「告訴人の出頭問題は検察が判断して決めることであり、告訴人はそのような検察の決定に従うはず」とし「告訴当事者は通話内訳記録の提出を含め、検察の捜査に積極的に協力するだろう」と明らかにした。青瓦台が東奔西走する中、セヌリ党内では法曹人出身の議員が立ち上がり、文書流出と趙前秘書官の発言を批判した。



朴大統領「世の中が終える日が悩みが終わる日」（２）