攻撃と守備はサッカー競技を支える2つの車輪だ。大きさが違えば、試合はうまく運べない。シュティーリケ監督(60)が率いるサッカー韓国代表は攻撃の車輪が過度に小さい。決定的な瞬間に作動しない場合も多い。14日のヨルダン戦(1-0勝)と18日のイラン戦(0-1敗)でも同じ現象が繰り返された。ゴール決定力がないということだ。もちろんシュティーリケ監督だけの問題ではない。これまで韓国代表を率いた指導者も同じ悩みに苦しんだ。
イラン戦では韓国代表の慢性病であるゴール決定力不足がそのまま表れた。主審がGKへのファウルチャージを認めず失点し、試合終盤にグラウンドで横になる中東特有の“ベッドサッカー”も登場したが、敗戦の根本的な原因はFWの沈黙にあった。韓国は前半に5本、後半に3本と計8本のシュートを放った。このうち7本のシュートがゴール枠内に向かった。しかし結果的に1ゴールも入らなかった。左右の間隔を狭めてスペースを与えないイランDF陣を崩せなかったのだ。韓国サッカーがイランとの最近の3試合ともに0-1で敗れた理由も同じだ。守備を固めておき、決定的な逆襲チャンスを生かしてゴールにつなぐイランの戦術に何度もやられた。歴代イラン遠征6試合で勝利がない(4敗2分け)のもこのためだ。
シュティーリケ監督はイラン戦で2つの勝負に出た。まず、ヨルダン戦では交代出場してコンディションを調整した第2線のFW孫興民(ソン・フンミン、22、レバークーゼン)を先発で起用し、攻撃のエースの役割を任せた。スペースを生かして攻める能力が高い孫興民に、イランの守備の弱点を見つけて崩すよう指示した。孫興民はフル出場し、韓国選手では最も多い4本のシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
後半には“中東キラー”朴主永(パク・ジュヨン、29、アル・シャバブ)に「スーパーサブ」の役割を任せた。Aマッチ24得点のうち11得点を中東チームを相手にあげた実績を信じて、先発の李根鎬(イ・グノ、29、アル・ジャイシュ)に代えて朴主永を投入したが、効果はなかった。朴主永は密集するイランDFの間で孤立し、1本もシュートを打てなかった。中東遠征Aマッチ2試合で得点したのは、ヨルダン戦で決勝ゴールを決めたバックアップFW韓教元(ハン・ギョウォン、24、全北)だけだ。
<サッカー>ゴール沈黙、頭を悩ませる韓国代表監督(2)
イラン戦では韓国代表の慢性病であるゴール決定力不足がそのまま表れた。主審がGKへのファウルチャージを認めず失点し、試合終盤にグラウンドで横になる中東特有の“ベッドサッカー”も登場したが、敗戦の根本的な原因はFWの沈黙にあった。韓国は前半に5本、後半に3本と計8本のシュートを放った。このうち7本のシュートがゴール枠内に向かった。しかし結果的に1ゴールも入らなかった。左右の間隔を狭めてスペースを与えないイランDF陣を崩せなかったのだ。韓国サッカーがイランとの最近の3試合ともに0-1で敗れた理由も同じだ。守備を固めておき、決定的な逆襲チャンスを生かしてゴールにつなぐイランの戦術に何度もやられた。歴代イラン遠征6試合で勝利がない(4敗2分け)のもこのためだ。
シュティーリケ監督はイラン戦で2つの勝負に出た。まず、ヨルダン戦では交代出場してコンディションを調整した第2線のFW孫興民(ソン・フンミン、22、レバークーゼン)を先発で起用し、攻撃のエースの役割を任せた。スペースを生かして攻める能力が高い孫興民に、イランの守備の弱点を見つけて崩すよう指示した。孫興民はフル出場し、韓国選手では最も多い4本のシュートを放ったが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。
後半には“中東キラー”朴主永(パク・ジュヨン、29、アル・シャバブ)に「スーパーサブ」の役割を任せた。Aマッチ24得点のうち11得点を中東チームを相手にあげた実績を信じて、先発の李根鎬(イ・グノ、29、アル・ジャイシュ)に代えて朴主永を投入したが、効果はなかった。朴主永は密集するイランDFの間で孤立し、1本もシュートを打てなかった。中東遠征Aマッチ2試合で得点したのは、ヨルダン戦で決勝ゴールを決めたバックアップFW韓教元(ハン・ギョウォン、24、全北)だけだ。
<サッカー>ゴール沈黙、頭を悩ませる韓国代表監督(2)
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