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「金大中元大統領夫人の訪朝、人道的レベルだが金正恩との接触を期待」(2)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版
--政治家もついて行くのか。

「今回の訪朝は人道的レベルで行われる。李氏のそのような意向のため、政治家は随行団から除く方針だ」

--朴智元(パク・ジウォン)議員ら金大中元大統領の側近が随行団から抜けるということか。


「そうだ。訪朝をめぐりメディアが過度に政治的な意味を付与し、誰がついて行くのかなどの問題にばかり関心を見せるのは残念だ。誤解を避けるために随行団は実務職員だけで構成されるだろう」

--8月に青瓦台で開かれた統一準備委員会第1次会議で、朴大統領が自分の統一観を明らかにしたというが。

「当時、私がマイクを握り、『北が大統領のドレスデン宣言を吸収統一と誤解している』と述べたところ、朴大統領は『吸収統一ではなく平和統一』とはっきりと強調した。朴大統領は朝鮮総連系の文世光(ムン・セグァン)の凶弾で母親を亡くしたが、2002年5月に金正日(キム・ジョンイル)に会った。劇的な和解を通じて平和統一の意志を見せた。統一準備委員会が発足するやいなや定着し、役割を果たせることになったのは、このような大統領の誠意が委員に伝わったからだ」

--来年、南北首脳会談が開かれる可能性は。

「来年は光復70周年となる。これを契機に南北首脳会談が推進される基盤を作る。まず来年8月前後に、カーター元大統領、アウンサン・スーチー氏らノーベル平和賞受賞者と主要国の首脳を招請し、大統領の主催で『ソウル世界平和会議』を開催する計画だ。大統領は『非常にいいアイデア』と言って積極的に推進してほしいと述べた。また、開城(ケソン)工業団地の勤労者5万3000人の70%を占める女性を対象に栄養食支援と健康診断を北の病院と共同で推進する。また、英語教育専門家のミン・ビョンチョル氏が北の住民のために作った観光英語教材を普及させ、平壌にあると推定されるイ・マニ監督の映画『晩秋』のフィルムを探すために推進される『1090平和と統一運動』プロジェクトが統一準備委員会の活動方向と軌を一にするとみて、協力する計画もある」

--北が拒否すれば効果がないのでは。

「北が朴大統領を信頼しなければいけない。朴大統領が保守であることは確かだ。しかし平和統一だけは誠意を持って金正日と合意した。北の最高指導者の父が合意したことを(息子が)疑ってはいけないのではないだろうか。また、北は朴大統領が南側の国民の生命と安全のために北核に反対するのを理解し、軍事的威嚇を自制しなければならない。このような問題を解くためにも南北高官級会談に速やかに応じることを望む。韓国政府も南北対話を妨げる対北ビラの散布を積極的に防ぐべきだ」

--朴大統領が先月13日に開かれた統一準備委員会2次会議で、5・24措置の解除に言及したというが、発言の正確な脈絡が何か。

「1次会議では野党枠で出席した新政治連合の禹潤根(ウ・ユングン)議員(現院内代表)が5.24措置の解除を要求すると、柳吉在(リュ・ギルジェ)統一部長官が『そういう問題は話すな』と強く述べ、禹議員が『では何のために私を呼んだのか』と抗議するなど雰囲気が険悪だった。朴大統領も何の話もしなかった。ところが2次会議では朴大統領が『5・24は南北が一緒に解いていく問題』と先に言い出した。政府の対北交流意志に相当な進展があったのではないだろうか」 (中央SUNDAY第401号)



「金大中元大統領夫人の訪朝、人道的レベルだが金正恩との接触を期待皁(1)

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