東レグループの日覚昭広社長は17日、ボーイングと今後10年間にわたり航空機の胴体に使われる炭素繊維を単独供給する契約を締結すると発表した。東レが納品する炭素繊維はボーイングの中大型機のB787と次世代モデルであるB777Xの主翼に使われる。炭素繊維は、重さは鋼鉄の5分の1水準だが強度は10倍以上高い。
今回の契約は2006年から2021年まで供給することにした7000億円規模の既存契約に追加契約3000億円を加え2024年まで総額1兆円規模の新規契約形態で締結される。ボーイングは次世代航空機であるB777Xを2020年から世界の航空会社に納入する計画だ。ボーイングはこの機種の胴体の25%を炭素繊維で作り、主翼は既存のB777型より大きくすることで燃費を20%ほど改善する方針だ。日本経済新聞は、ボーイングが要求する水準の炭素繊維を供給できる所は東レしかなく、事実上の独占契約だと評価した。
今回の契約は2006年から2021年まで供給することにした7000億円規模の既存契約に追加契約3000億円を加え2024年まで総額1兆円規模の新規契約形態で締結される。ボーイングは次世代航空機であるB777Xを2020年から世界の航空会社に納入する計画だ。ボーイングはこの機種の胴体の25%を炭素繊維で作り、主翼は既存のB777型より大きくすることで燃費を20%ほど改善する方針だ。日本経済新聞は、ボーイングが要求する水準の炭素繊維を供給できる所は東レしかなく、事実上の独占契約だと評価した。
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