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<APEC>朴大統領「中国提案のFTAAP支持」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で中国が唱えた「アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)」構築のためのロードマップが採択された。

朴槿恵(パク・クネ)大統領も11日「中国が提案したFTAAP実現のための北京ロードマップを積極的に支持する」と話した。北京郊外の雁栖湖国際会議センターで閉幕したAPEC首脳会議セッション1からだ。朴大統領は5分間の発言で「昨年に私は進行中のさまざまな貿易自由化の努力が支流ならば、FTAAPは大きな川だと例えたことがある」として「このような自由化の努力が1つに統合されるならば、その効果ははるかに大きくなるだろう」と強調した。

習近平・中国国家主席もAPEC首脳会議の直後に行った記者会見で「ロードマップの採択は、アジア太平洋自由貿易圏の実現のための歴史的な第一歩」としながら「アジア太平洋経済の一体化は、加盟国に広範囲な利益をもたらして新たな成長動力を吹き込むだろう」と話した。


FTAAPは、APECで2006年から議論されてきた事案だ。世界の主要21カ国で構成されたAPECの最終目標でもある。

朴大統領が、中国の主導するFTAAPについて積極的な支持に出るにつれ、北東アジア情勢と韓米中の3カ国の関係にも影響を及ぼすだろうという展望が出てきた。FTAAPは米国が主導する環太平洋経済連携協定(TPP)に対抗する性格が強いからだ。実際にオバマ米国大統領は10日、APECの晩餐会場で朴大統領と共に移動して環太平洋経済連携協定(TPP)の進行状況を説明したという。

だが、アン・チョンギ外交部経済外交調整官は「朴大統領のFTAAP支持発言に論議の余地があるという話があるが、FTAAPはオバマ大統領を含めAPECの首脳たちがみな賛成・支持して採択されたものであるので論議の余地はありえない」と話した。

朴大統領はセッション1に続いて開かれた業務昼食で、APECの21の加盟国のどこでも使用できる「APEC交通カード」を作ろうと提案した。この提案は全国の公共交通や鉄道、高速道路をカード1枚で利用できる韓国の「交通カード全国互換制度(One Card All Pass)」のようにAPEC用の交通カードを作ろうということだ。交通カードのアイデアはAPECの貿易・投資自由化と領域内統合を促進するための案の1つで、首脳宣言文の付属書である「APEC連係性青写真」の履行報告書に反映された。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「交通カードシステムを持っている韓国では、APEC全体地域で1枚の交通カードを使えるようになれば関連システムを輸出できる」として「国内の交通カード企業の海外進出の基盤造成に肯定的な効果があるだろう」と話した。



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