八賜品都督印を皇帝が下賜した「官印」と見るには難しい点(資料=チャン・ギョンヒ教授・統営忠烈祠)
400年間にわたるミステリーの実体が、遺物考証で初めて明らかになった。韓瑞(ハンソ)大学文化財保存学科のチャン・ギョンヒ教授の論文「八賜品研究」を通じてだ。チャン教授は「八賜品は明の皇帝からの下賜品ではないことが明らかになった」と話した。朝鮮時代から現在まで、八賜品の由来を考証した研究は今回が初めてだ。
◆都督印、公式の印章ではない=神宗が李舜臣を都督に任命しようと都督印を与えたという説は1650年頃に書かれた金ユク(1580~1658、大同法の施行を主張した儒学者)の『神道碑銘』に初めて出てくる。李舜臣の功績をたたえる内容だが、出処が明示されていない。以後、李舜臣の関連本がこれを引用しながら事実として受け入れられてきた。
だがチャン教授が都督印に彫られた字を中国の学者とともに分析した結果、明の公式印章にはない特徴が多数発見された。中国古跡文化研究所の孫菖延研究員ら中国の篆刻(てんこく)専門家たちは「公式印章である官印は字の間の分割が明確な一方、八賜品の都督印は字の区分が難しい。また官印には使われない『馬』『長』などの字があるところを見ると、個人的には私印であることが確実だ」と分析した。都督印の持ち手は平たい上に先の部分が丸いが、明大の官印は全て取っ手が棒型というものも違う点だ。チャン教授は「皇帝が下賜したものではなくても李舜臣を象徴する物として長年崇拝されてきたので、宝物としての価値は充分だ」と話した。
「李舜臣の八賜品、明皇帝が下賜したものではない」膁韓国(2)
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