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歌手シン・ヘチョル死亡事件をめぐりS病院・牙山病院が対立

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
歌手シン・ヘチョルさんの死亡をめぐる攻防が続いている。

今月3日、国立科学捜査研究院(国科捜)は、シン・ヘチョルさんの死体解剖検査の結果、心嚢(心臓膜)に大きさ0.3センチの穿孔(穴)が見つかったと発表した。しかし、シン・ヘチョルさんの腸狭窄手術を進めたS病院側の弁護人は4日、「国科捜の解剖検査で発見された穿孔は我々病院側の手術とは関係がない」とし「我々は心臓側は触らなかったし、ソウル牙山(アサン)病院の手術過程で穿孔ができた可能性がある」と主張した。続いて「解剖検査で食物などが発見されたことから考えると、シンさんが病院の指示を守らずに食べ物を摂取するなど外部活動をするなかで穿孔ができた可能性もある」と付け加えた。

これに対してソウル牙山病院側は「全く論議の余地がない部分で、責任転嫁と受け取れる」と反論した。牙山病院側は「先月22日、シンさんの応急手術の時、心嚢に汚染物質が溜まっていたのを確認したため除去した」とし「病院に来る前に心嚢に穿孔が発生したと推定できる」と明らかにした。S病院側の主張に対して国科捜側も「食べ物を取ったからといって小腸にそう簡単に穿孔は発生しない。したがって医因性損傷の可能性に言及した」と反発した。ソウル大のイ・ユンソン教授(法医学)は「食べ物による心嚢穿孔の可能性はない」とし「ただし、小腸の場合、食物摂取で腸がねじれて穿孔ができる可能性がある」と明らかにした。


遺族側は5日午前に非公開で葬儀を行い、午後に解剖検査結果に対する立場と今後の計画を明らかにすることにした。



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