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【特別寄稿】韓国外交の新たな地平、MIKTA(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
歴史上現在のように人類の運命が緊密に連結されたことはなかった。どこのだれもエボラ ウイルス、気候変動、イスラム国、貧困などのような全地球的問題から自由でない。これを解決するためには国際社会全体の協力が要求される。「歴史の錘は新たな多者主義に向かって動いている」と潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が話した通り、新たな挑戦に直面した国際社会は多者主義強化の努力を本格化している。先月の国連総会と先週のアジア欧州会議(ASEM)首脳会議に続き来月に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)、アジア太平洋経済協力会議(APEC)、主要20カ国(G20)など主要多者首脳会議がすべて新たな形態の国際協力を主題としているのがこれをよく示している。それなら21世紀の新しい多者主義の核心である効率的なパートナーシップを構築するために韓国はどのような選択をしなければならないだろうか。

国際政治学者であるプリンストン大学のジョン・アイケンベリー教授は今年春にフォーリンアフェアーズへの寄稿を通じ、「地政学的要素を中心にしていた既存の外交安保協力が、より拡張されたパートナーシップの協力体系に転換されている」と診断した。すなわち、必ずしも地理的に隣接した国でなくても志を同じくするならば協力体系を構築するのは十分に可能ということだ。その上で、彼は新たに浮かび上がっている韓国とオーストラリア、メキシコ、インドネシア、トルコの5カ国の連帯を肯定的に評価した。

韓国外交は新しく多様なグローバル問題を扱うに当たり、地政学的限界を脱却し韓国とともにできるパートナーがいるかを早くから悩んできた。昨年9月の国連総会を契機に民主主義と市場経済を成功裏に定着させてきた5つの中堅国、いわゆる「MIKTA」外相会議を韓国が主導して発足させた背景だ。メキシコ、インドネシア、韓国、トルコ、オーストラリアの頭文字を取って命名されたMIKTAは世界10位圏で同水準の経済力を持ち、民主主義と人権、自由市場経済など普遍的価値を共有する国同士の協議体だ。

【特別寄稿】韓国外交の新たな地平、MIKTA(2)

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