阪神の守護神、呉昇桓（オ・スンファン）が日本シリーズデビュー戦でも威力的な姿を継続した。呉昇桓は２５日に甲子園球場で行われたソフトバンクとの日本シリーズ第１戦で、６対２でリードする９回表にマウンドに上がり３人の打者を軽く押さえてチームの勝利を守った。

呉昇桓は９回表に３人目の投手としてマウンドに上がった。４点差だったためセーブを記録できる状況ではないが、和田監督は最も堅固なクローザーを送り出し、確実に第１戦で勝利をものにする意図だった。

呉昇桓は最初の打者の中村を中堅手飛打で打ち取り、続く代打の今宮は二塁手の上本が処理して２アウトとなった。最後の打者となった長谷川は７球で三振を取り、呉昇桓の日本シリーズデビュー戦を成功裏に終えた。すでに韓国プロ野球でファイナルステージでの経験を多く持つ呉昇桓は、日本の舞台でも特有の石仏モードで完璧な投球を見せた。阪神が読売とのクライマックスシリーズを４連勝で終えてから６日間の休息を得て体力を補充しさらに力のある投球で相手を制圧した。


一方、期待されたソフトバンクの李大浩（イ・デホ）との対決は実現しなかった。最初の打順が６番打者から始まり両選手が直接対決する可能性はほとんどゼロに近かった。第２戦は２６日午後６時１５分から同じ甲子園球場で行われる。