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【社説】韓国経済の“足下の火”となった中国の成長鈍化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
懸念したチャイナリスクが現実化している。これまで世界経済を牽引してきた中国の成長が明確に鈍化し対中輸出依存度が高い韓国にもその火の粉が飛びかかっているためだ。中国国家統計局は第3四半期の国内総生産(GDP)増加率が前年同期比で7.3%に落ちたと発表した。当初市場専門家らの予想7.2%よりは高いが、2009年第1四半期以降で最も低い数値だ。今年中国政府が目標にした7.5%の達成は水泡に帰したという観測が支配的だ。

韓国の最大貿易相手国の中国の成長鈍化はすぐに対中輸出の急激な減少で韓国経済に影響を与え始めた。韓国の対中輸出はすでに5月以降マイナスを記録し続けている。中国に対する原材料輸出で利益を得た韓国企業が中国の成長鈍化で直撃弾を受けているのだ。中国は成長率下落を甘受しながらも輸出・製造業中心の産業構造を内需・サービス中心に再編している。韓国企業が中国に対する中間材輸出に頼る方式を変えなければ対中輸出はさらに急激に萎縮する公算が大きいという話だ。韓国の大企業はこうした変化に合わせ対中戦略を全面修正しているが、対応能力が劣る中小企業はほとんど限界状況に追いやられる実情だ。

さらに深刻な問題は中国の成長鈍化が続く中で世界的にデフレへの懸念が大きくなっているという点だ。景気低迷と物価下落がかみ合わさり不況が世界に広がる可能性が大きいという話だ。この渦中に中国まで低成長基調が固定化する場合、韓国経済は活路を見出しにくくなる。内需が回復しない中で輸出まで萎縮すれば経済回復と経済再跳躍は水泡に帰すほかはない。こうした破局を避けるには中国内需市場を狙って差別化された製品とサービス供給を増やす方式で輸出競争力を補完し韓国の産業構造を内需・サービス中心に切り替える中長期戦略を並行しなければならない。輸出をやめることもできず、内需産業育成を中断することもできない。

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