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安倍首相「首脳会談を希望」…韓国「慰安婦問題に進展あるべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官(右)が21日午後、外交部庁舎で谷内正太郎国家安全保障局長に会い、慰安婦問題など両国の懸案について意見を交換した。

金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台(チョンワデ、大統領府)国家安保室長兼国家安全保障会議(NSC)常任委員長が21日、青瓦台で谷内正太郎国家安全保障局長に会った。両国外交安保政策の実務コントロールタワー役の2人が会ったのは初めて。

安倍晋三首相の「外交策士」とされる谷内局長は会談で、来月10-11日に中国・北京で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議期間に韓日首脳会談を望むという安倍首相のメッセージを伝えたという。しかし金室長は「日韓首脳会談のためには日本軍慰安婦問題に実質的な進展がなければならない」という政府の立場を改めて強調したと、青瓦台の関係者は伝えた。朴槿恵(パク・クネ)大統領は韓日首脳会談の前提条件として慰安婦問題に対する「誠意ある措置」が必要だという意見をすでに何度も明らかにしている。

金室長は会談で「来年の韓日国交正常化50周年を契機に、両国が未来志向的な関係に進めるよう真摯に努力する必要がある」と述べた。そして「何よりも過去の傷を治癒するための日本政治指導者の誠意ある努力が重要であり、特に日本軍慰安婦被害者問題の解決は最も重要な核心懸案」と強調した。


これに対し谷内局長は「両国関係の改善のために努力していこう」という原則的な返答をしたという。続いて谷内局長は日米防衛協力の指針(ガイドライン)の見直しなど日本の防衛・安保政策についても説明した。

金室長は日本の「集団的自衛権の行使」推進に対する韓国政府の立場を伝えた後、「指針改定は周辺国の懸念を反映し、透明に行われなければいけない」と強調したと、安保室は伝えた。日本は日米防衛協力の指針を改定し、有事の際、自衛隊が世界で米軍と共同作戦ができるよう推進している。

谷内局長は最近進展している朝日関係については「韓日および韓日米間の緊密な協調のもと、朝日協議を推進する」とし、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対して緊密に協力するという従来の立場も再確認した。谷内局長は金室長に会った後、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官に会った。



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