徳寿宮の前は危険=18日午後、観光客がソウル大漢門前の地下鉄換気口に上がり、守門将交代式を見ている。ソウルメトロは19日、換気口への接近を防ぐロープを設置した。
専門家はまず換気口の形と大きさを調整する必要があると指摘している。現在ほとんどの換気口のふたは数枚をつなげて作る。一体型より少ない費用で済むからだ。このため今回の事故のように一方が崩れれば一度に崩れて落ちるしかない。アン・ヒョンジュン建国大建築工学科教授は「ふたを丈夫な一体型にすれば簡単には落ちないだろう」と話した。換気口自体を人が上がれない形にしたり、周辺に造形物を設置するのも方法だ。実際、外国では換気口をさまざまな形に考案している例が多い。アン教授は「都市の美観と安全の両方を同時に満たすことにもなる」とし「新築の建物に対してこうした方式を義務づける必要がある」と述べた。
建築法など関連法に換気口設置・安全規定を設けるなど制度の補完もなければならない。洪性傑(ホン・ソンゴル)ソウル大建築学科教授は「業者が任意に施設を作り、関連規定がなく、誰も安全問題について考慮しないため、こうした事故が続く」とし「関連法に責任者を明示し、総合的な安全措置を取れるようにするべき」と話した。パク・チャングン関東大土木工学科教授は「危険が伴う換気施設に対しては管理者だけが接近できるようにフェンスを設置したり、深さを表示した標識を設置するなど、安全装置を用意しなければいけない」と述べた。
「換気口、造形物で接近を遮断…ふたは頑丈な一体型に」(1)
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