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「換気口、造形物で接近を遮断…ふたは頑丈な一体型に」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

光化門前の安全な換気口=ソウル光化門の向かい側にあるHビル前の換気口。大人でも簡単には上がれないよう2メートル以上の高さに設置し、転落の危険を完全に遮断している。

27人の死傷者を出した京畿道城南市板橋換気口崩壊事故は、十字型アングル(支え)の左側部分が折れて発生した。横5メートル、縦3メートルの鉄製のふたは1.5-2トンの荷重に耐えられず崩れ下に落ちた。ふたを支えていたアングルが過度に弱く設計されたからだ。

しかし当初から換気口をどう設計・施工していなければならなかったのかという答えがない。関連法(建築物の設備基準等に関する規則)にこれに関する規定がないからだ。国土交通部の関係者は「換気口は設計・施工など建築専門家が該当建築物の位置や設計を考慮して最適な場所を選んで設置し、責任を負う」とし「すべての事項を一つ一つ法と制度に盛り込むのは難しい」と述べた。

今回事故が発生した地下駐車場の換気口だけでなく、地下鉄の換気口も明確な規定がないのは同じだ。通行人が多い地下鉄駅の周辺に設置するという点を考慮し、設計と施工をする際にアングルをより強化することにしているだけだ。ソク・ジョングン鉄道施設公団安全室長は「地下鉄の換気口はコンクリートの段の部分がふたを支える構造」とし「普通、自動車道路型の場合1平方メートルあたり10-14トン、歩道型は500キロに耐えられるようになっている」と説明した。


換気口の事故は今回が初めてではない。2009年、京畿道華城のある団地の地下駐車場換気口で遊んでいたイ君(当時14歳)が7メートル下の地下駐車場に落ち、障害者となった。昨年もオ君(17)が地上駐車場の換気口から地下6階に転落して死亡する事故が発生した。開いていた換気口のふたが目に入らず、そこから落ちた。2004年にはユンさん(42)がソウル地下鉄2号線の上往十里駅で換気口に座っていたところ、8メートル下のコンクリート上に落ちて重傷を負った。



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