「ガタガタと音がするたびに心配になる。毎日、換気口の上を数百人の人々が通っているが…」。
18日午後、ソウル明洞地下鉄駅付近の換気口のそばでキオスクを経営するパクさん(62)は「他人事ではない」とし、不安を表した。17日に27人の死傷者を出した京畿道城南板橋の換気口ふた崩落事故のためだった。パクさんの売店のそばには長さ10メートル、幅3メートルほどの換気口がある。換気口は鉄製のふた「スチールグレーチング(steel grating)」で覆われていた。
地下空間の空気循環のために設置されたこうした換気口は、地下鉄や高層ビル・団地駐車場の周辺などあちこちで見られる。ソウル市によると、ソウル市内の地下鉄換気口は計2418カ所で、うち歩道上に設置されているところは1777カ所。このうち換気口の高さが30センチ以上のところは1578カ所、30センチ未満は199カ所。さらに地下駐車場があるマンションなど共同住宅3640団地を含めると、換気口施設はソウルだけで少なくとも5400カ所にのぼる。大型商店街・公園の地下駐車場などの換気口まで合わせると、6000カ所を超えるとみられる。
先週末、記者が市内を歩き回りながら取材した結果、換気口への接近が遮られていなかったり危険表示なく設置されているケースがほとんどだった。特に明洞退渓路一帯の幅5メートルの歩道は、換気口のふたが占める面積が3分の2以上だった。ふたの下は底が見えないほど深かった。会社員や外国人観光客で流動人口が数十万人にのぼるところだが、歩道と換気口の間は仕切られていない。換気口の高さも5センチ程度にすぎず、歩行者が平然と歩いていた。
南大門市場付近の換気口の上には、バイク(125cc、約150キロ)が駐車されていたほか、さまざまな物が置かれていた。さらにはホームレスが寝ているところもあった。記者が「なぜここで寝るのか。危険だ」と言うと、「(換気口の上は)温かい風が出るのでよく眠れる」という言葉が返ってきた。
ソウルだけで換気口施設が6000カ所、それ見ると…(2)
18日午後、ソウル明洞地下鉄駅付近の換気口のそばでキオスクを経営するパクさん(62)は「他人事ではない」とし、不安を表した。17日に27人の死傷者を出した京畿道城南板橋の換気口ふた崩落事故のためだった。パクさんの売店のそばには長さ10メートル、幅3メートルほどの換気口がある。換気口は鉄製のふた「スチールグレーチング(steel grating)」で覆われていた。
地下空間の空気循環のために設置されたこうした換気口は、地下鉄や高層ビル・団地駐車場の周辺などあちこちで見られる。ソウル市によると、ソウル市内の地下鉄換気口は計2418カ所で、うち歩道上に設置されているところは1777カ所。このうち換気口の高さが30センチ以上のところは1578カ所、30センチ未満は199カ所。さらに地下駐車場があるマンションなど共同住宅3640団地を含めると、換気口施設はソウルだけで少なくとも5400カ所にのぼる。大型商店街・公園の地下駐車場などの換気口まで合わせると、6000カ所を超えるとみられる。
先週末、記者が市内を歩き回りながら取材した結果、換気口への接近が遮られていなかったり危険表示なく設置されているケースがほとんどだった。特に明洞退渓路一帯の幅5メートルの歩道は、換気口のふたが占める面積が3分の2以上だった。ふたの下は底が見えないほど深かった。会社員や外国人観光客で流動人口が数十万人にのぼるところだが、歩道と換気口の間は仕切られていない。換気口の高さも5センチ程度にすぎず、歩行者が平然と歩いていた。
南大門市場付近の換気口の上には、バイク(125cc、約150キロ)が駐車されていたほか、さまざまな物が置かれていた。さらにはホームレスが寝ているところもあった。記者が「なぜここで寝るのか。危険だ」と言うと、「(換気口の上は)温かい風が出るのでよく眠れる」という言葉が返ってきた。
ソウルだけで換気口施設が6000カ所、それ見ると…(2)
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