グレーの模様がある白い半袖の上着とズボンを履いた男性が漁船に乗り込むと海洋警察を押し倒し首を締め始めた。さらに海洋警察のヘルメットを奪い腕を後に折った。そばにいた別の男が奪ったヘルメットと拳で海洋警察をやみくもに殴った。続いて白い服の男は海洋警察を足で蹴り船の片隅に追いやった。海に落とそうしているようだった。
12日に海洋警察が公開した中国船員との乱闘の動画だ。10日に全羅北道扶安郡(チョンラブクド・プアングン)の旺嶝島(ワンドゥンド)西側144キロメートル海上で海洋警察が撃った拳銃により中国漁船「魯営漁50987号」の宋厚模船長が死亡する時の状況が収録されている。海洋警察のカメラのバッテリーが放電しており1分6秒分だけ記録されていた。海洋警察は隊員の首を締めた白い服の男が死亡した船長とみている。当時格闘した海洋警察の検索チーム長は、「銃に撃たれた船長をヘリコプターで病院に移送した際に見た顔と動画の中の人物が一致する」と話した。当時海洋警察が漁船1隻を拿捕すると、すぐに魯営漁50987号など他の漁船4隻が集まり激しい乱闘が起きた。動画には海洋警察10人が拿捕した漁船に中国人船員数十人が乗り移る乗る場面もとらえられた。
海洋警察と漁民によると、セウォル号事故で海洋警察の取り締まりが減り、海洋警察の解体が発表されてから中国船員の抵抗が激しくなった。セウォル号事故で海洋警察の艦艇の多くが捜索に投入され違法操業を取り締まる人材と艦艇が減少した。このため3交代で行っていた取り締まりを2交代で行っている。こうした生活が6カ月にわたり続き疲労が蓄積した。木浦(モクポ)海洋警察のある警長は、「疲労が貯まり中国船員を制圧するのが手に負えない時がある」と話した。このため今回のように海洋警察が拿捕した中国漁船を奪い返そうと他の漁船の船員が加勢するのも珍しくないことになった。
木浦市の漁民ソン・ジョングさんは、「前は通報して海洋警察が出動するかと思い韓国漁船だけ見ても後退する姿勢を見せた中国漁船が、いまではわれわれを見て手を振る。海洋警察解体の話を聞いた中国漁民が万歳を叫んだといううわさも出回っている」と伝えた。
10日の事故をめぐっても「中国漁船が海洋警察を軽視していた」という話が出ている。二艘引き底引き網漁船の操業禁止が解除される前だが中国漁船は堂々と韓国の排他的経済水域(EEZ)で操業して起きた事故だからだ。二艘引き底引き網漁船の操業は16日から可能だ。
海洋警察によると現在仁川(インチョン)、泰安(テアン)、群山(クンサン)近海などで1日400~800隻の中国漁船が現れている。ワタリガニのシーズンを迎えた西海(ソヘ、黄海)5島の海上でも中国漁船が違法操業をしている。これらの漁船は30~40隻の集団で行動し海洋警察の取り締まりに激しく抵抗している。それでも人材不足で取り締まり実績は減少した。海洋警察は昨年違法操業の中国漁船487隻を拿捕したが、今年は10月11日までで122隻にとどまった。西海地方海洋警察庁のキム・スヒョン庁長は「不足した人材と艦艇で組織暴力団のように変わった中国船員に対抗し漁場を守るため努力している」と話した。
木浦海洋警察は12日、海洋警察に暴力を行使した容疑(特殊公務執行妨害致傷)で中国人船員ら3人を拘束した。海洋警察は逮捕した残りの中国船員16人も追加調査し司法処理の有無を決める方針だ。
一方、中国外務省の劉建超部長補佐は10日、権寧世(クォン・ヨンセ)中国大使を呼び、漁民死亡に対して厳重な抗議を行ったことが確認された。
12日に海洋警察が公開した中国船員との乱闘の動画だ。10日に全羅北道扶安郡(チョンラブクド・プアングン)の旺嶝島(ワンドゥンド)西側144キロメートル海上で海洋警察が撃った拳銃により中国漁船「魯営漁50987号」の宋厚模船長が死亡する時の状況が収録されている。海洋警察のカメラのバッテリーが放電しており1分6秒分だけ記録されていた。海洋警察は隊員の首を締めた白い服の男が死亡した船長とみている。当時格闘した海洋警察の検索チーム長は、「銃に撃たれた船長をヘリコプターで病院に移送した際に見た顔と動画の中の人物が一致する」と話した。当時海洋警察が漁船1隻を拿捕すると、すぐに魯営漁50987号など他の漁船4隻が集まり激しい乱闘が起きた。動画には海洋警察10人が拿捕した漁船に中国人船員数十人が乗り移る乗る場面もとらえられた。
海洋警察と漁民によると、セウォル号事故で海洋警察の取り締まりが減り、海洋警察の解体が発表されてから中国船員の抵抗が激しくなった。セウォル号事故で海洋警察の艦艇の多くが捜索に投入され違法操業を取り締まる人材と艦艇が減少した。このため3交代で行っていた取り締まりを2交代で行っている。こうした生活が6カ月にわたり続き疲労が蓄積した。木浦(モクポ)海洋警察のある警長は、「疲労が貯まり中国船員を制圧するのが手に負えない時がある」と話した。このため今回のように海洋警察が拿捕した中国漁船を奪い返そうと他の漁船の船員が加勢するのも珍しくないことになった。
木浦市の漁民ソン・ジョングさんは、「前は通報して海洋警察が出動するかと思い韓国漁船だけ見ても後退する姿勢を見せた中国漁船が、いまではわれわれを見て手を振る。海洋警察解体の話を聞いた中国漁民が万歳を叫んだといううわさも出回っている」と伝えた。
10日の事故をめぐっても「中国漁船が海洋警察を軽視していた」という話が出ている。二艘引き底引き網漁船の操業禁止が解除される前だが中国漁船は堂々と韓国の排他的経済水域(EEZ)で操業して起きた事故だからだ。二艘引き底引き網漁船の操業は16日から可能だ。
海洋警察によると現在仁川(インチョン)、泰安(テアン)、群山(クンサン)近海などで1日400~800隻の中国漁船が現れている。ワタリガニのシーズンを迎えた西海(ソヘ、黄海)5島の海上でも中国漁船が違法操業をしている。これらの漁船は30~40隻の集団で行動し海洋警察の取り締まりに激しく抵抗している。それでも人材不足で取り締まり実績は減少した。海洋警察は昨年違法操業の中国漁船487隻を拿捕したが、今年は10月11日までで122隻にとどまった。西海地方海洋警察庁のキム・スヒョン庁長は「不足した人材と艦艇で組織暴力団のように変わった中国船員に対抗し漁場を守るため努力している」と話した。
木浦海洋警察は12日、海洋警察に暴力を行使した容疑(特殊公務執行妨害致傷)で中国人船員ら3人を拘束した。海洋警察は逮捕した残りの中国船員16人も追加調査し司法処理の有無を決める方針だ。
一方、中国外務省の劉建超部長補佐は10日、権寧世(クォン・ヨンセ)中国大使を呼び、漁民死亡に対して厳重な抗議を行ったことが確認された。
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