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「中国船員が刃物で威嚇」…韓国海洋警察の拳銃で中国漁船船長が死亡

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国漁船の船長が韓国海洋警察の銃弾を受けて死亡した。違法操業をして拿捕された中国漁船を奪還しようとする過程で生じた。

海洋警察は「10日午前8時30分ごろ、全羅北道扶安郡旺灯島の西側144キロの海上で、海洋警察10人と中国船員60-70人の間で激闘があり、この過程で80トン級の中国漁船ノヨンオ50987号の宋厚模船長(45)が実弾を受けた死亡した」と明らかにした。

当時、海洋警察は名前が確認されていない違法操業の中国漁船1隻を拿捕した状態だった。その後、中国漁船4隻が集まって拿捕した漁船に船員が乗り込み、海洋警察と激闘した。海洋警察は「中国の船員が刃物やビール瓶を振り回し、海洋警察のヘルメットを取って首をしめた」と説明した。これに対しクォン警長(39)らが対応守則に基づき空砲弾3発を発射した後、実弾8発を撃った。


中国の船員は逃げたが、午前8時55分ほど「患者がいる」と無線で海洋警察に知らせた。海洋警察はヘリコプターを送り、宋船長を全羅南道木浦の韓国病院に運ぼうとしたが、移送中に死亡した。海洋警察は5人が負傷し、木浦病院で治療を受けている。重傷者はいない。中国の船員が韓国海洋警察の実弾を受けて死亡したのは初めて。

中国外務省の洪磊報道官はこの日、定例記者会見で、「中国は今回の事件に非常に驚き、(韓国政府に)強い不満の表示とともに徹底調査と責任者の処罰を要求した」と明らかにした。

韓国外交部の当局者は「遺族に慰めの意を表す」としながらも「ただ、海洋警察の発表によると、今回の事故は中国漁船の違法操業に対する海洋警察の正当な法執行に対し、中国の漁民が暴力で抵抗し、これに対応する過程で発生したという点を明確にする」と強調した。



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