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サムスン電子、最悪は回避…7-9月期の営業利益4兆1000億ウォン

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サムスン電子の7-9月期の営業実績が、ひとまず最悪水準を回避した。1四半期の営業利益が3兆ウォン台まで転落するという市場の予測とは違い、半導体部門の営業好調のおかげで4兆ウォンラインを守った。

7日、サムスン電子は売り上げ47兆ウォン、営業利益4兆1000億ウォンの7-9月期の暫定実績を発表した。直前四半期(4-6月期)対比の売り上げは約10%、営業利益は同期間で約42%減少した。昨年同期(2013年7-9月期)と比較すると実績の下落傾向はより一層明確だ。1分期の営業利益10兆1600億ウォンを達成した2013年7-9月期と比較すると売り上げは約20%、営業利益は約60%減った。

実績悪化の主な原因としては、拡張期を過ぎて成熟期に入ったグローバルスマートフォン産業の業界状況の鈍化が占めた。会社の営業利益の70%程度を占める無線事業部の場合、スマートフォンメーカー間の競争が激しくなるにつれ販売量は小幅に増加したが、ギャラクシーS5などプレミアム製品の販売比重が減った。また旧型モデルの価格を引き下げながら平均販売単価(ASP)が下落したというのが会社側の説明だ。


スマートフォンの「後方産業」ともいえるシステム半導体・ディスプレイなど部品事業部の実績も連鎖的な影響を受けた。サムスン電子関係者は「スマートフォンを含めた無線事業部の実績が大幅に減った」としながら「スマートフォン・タブレットPCのようなモバイル製品の世界需要が減少するにつれ、システム半導体やOLEDも収益性が悪化した」と説明した。

市場で憂慮していた1分期の営業利益4兆ウォン崩壊はひとまず防いだが、10-12月期も実績に対する不確実性は相変わらずだ。「ブラックフライデー(11月最後の木曜日の感謝祭で、米国では一年で最大規模のショッピングが行われる日)」を前後してテレビやスマートフォンの販売量が増える可能性はあるだろうが、アップルの『iPhone6』の新製品攻勢や中国スマートフォン企業らの『低価格攻勢』がより一層激しくなる展望だからだ。サムスン電子は「厳しい競争条件だが、スマートフォン製品に対する差別化を拡大して中低価格のラインナップを補強する」としながら「OLEDパネルなど部品事業の取引先拡大を推進して事業競争力を高めていく計画」と明らかにした。



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