そんな大谷亮平が2011年から見違えるように変わり始めた。映画『神弓-KAMIYUMI-』(原題:最終兵器弓)で清の将軍リュ・スンリョン(チュシンタ役)の右腕であるノガミを演じながらだ。まあまあだと見られていた日本人俳優は注目され始めた。ドラマ『ヒーロー』『追跡者―THE CHASER』『九家の書』『朝鮮ガンマン』に続けてキャスティングされる。そして映画『鳴梁(ミョンリャン)』が出てきた。1700万人以上の観客を呼び集めた映画で堂々と、重要性の高いジュンサ役をもぎ取った。耳が裂けるほどの大ケガの中でも撮影をストップさせないほど真剣に臨んだ作品。映画の大ヒットとともに大谷亮平の俳優人生も花が開き始めた。最近ではSBS(ソウル放送)の週末バラエティ番組『ルームメイト』にまでキャスティングされるスターとして新たに認められた。大谷亮平に第19回釜山(プサン)国際映画祭の期間中、海雲台(ヘウンデ)のある居酒屋で会った。映画祭の雰囲気にどっぷりと浸かっていたからなのか、満開の笑顔を見せてくれた。
--釜山国際映画祭は初めて?
<インタビュー>俳優大谷亮平「『鳴梁』얂耳にケガ、トラウマに」(2)