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サムスン電子の実績、大きな期待かけない市場

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
昨年7-9月期のサムスン電子の営業利益は、史上初めて10兆ウォンを超えた。だが翌年である今年7-9月期の実績発表を控えた今の雰囲気は正反対だ。サムスン電子は7日、7-9月期の暫定実績を発表する予定だ。市場の期待値は底辺だ。通常、証券会社は企業の1~2年後の実績まで展望値を出す。昨年末に証券街で展望したサムスン電子の今年7-9月期の営業利益展望値(コンセンサス)は11兆ウォン台だった。サムスン電子が着実に成長の勢いを継続すると見たものだ。だが今年1-3月期(8兆4900億ウォン)と4-6月期(7兆2000億ウォン)いずれも営業利益が減って見る目が変わった。

4-6月期の実績まで期待を下回ると証券街では7-9月期の展望値を相次ぎ下げ始めた。6月だけでも8兆ウォン台だったコンセンサスが7月には7兆ウォン台に下がると先月は4兆ウォン台まで落ちた。発表を目前にした今の展望値は平均4兆4259億ウォンだ。昨年7-9月期の営業利益の半分を下回る水準だ。利益の展望値が下がると株価も下落し続けた。6月初めに147万ウォンまで上がったサムスン電子の株価は2日、114万1000ウォンと年中(52週)で最低値を再び記録した。4カ月間で20%以上、下がったことになる。

今後も当分は実績が改善されにくいだろうというのが大まかな見通しだ。中国産の中低価格スマートフォンやアップルの空襲が続いているためだ。IBK投資証券のイ・スンウ研究員は「これまでの『ギャラクシー』中心の戦略を捨てて、中低価フォンの攻略戦略を完全に新たに組み立てなければならないのに、年間3億台を超えるスマートフォンを生産する『巨艦』サムスン電子がかじを切るには相当な時間が必要だ」と見通した。


だが「市場が恐怖に陥っている時こそ株式を買う時」という証券市場の格言のように今が底だと見る投資家もいる。外国人は先月15日以降、サムスン電子の株式5200億ウォン分を買い入れた。おかげでサムスン電子の外国人持分率は年初の49%台から今月に入り51%台に高まった。未来アセット証券のト・ヒョンウ研究員は「利益減少を勘案しても、現在のサムスン電子の株価は低評価されている」と分析した。



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