このような光景は権力上位3人を仁川アジア競技大会の閉会式に総出動させるサプライズショーを行った北朝鮮の差し迫った内部事情をよく表している。軌道を外れた北朝鮮の対南政策はその間、軍と党の間でずれが生じ、統制力を失ったりした。南北代表団が会ったこの日の朝にも、平壌(ピョンヤン)労働新聞には朴槿恵(パク・クネ)大統領を「傀儡執権者」と誹謗する表現が見られた。にもかかわらず、3人の韓国訪問にも多目的カードが隠されている。
まず挙げられるのが対外孤立からの脱却だ。国際社会で北朝鮮の現状は、米国・日本との関係改善の動きは速度を出せず、伝統的な後見国である中国とも冷めた関係になった。9月には欧州歴訪外交まで行ったが、戻ってきたのは人権改善圧力だった。政府当局者は「結局、対南関係改善のほかに出口はないという判断をしたようだ」と述べた。
まず挙げられるのが対外孤立からの脱却だ。国際社会で北朝鮮の現状は、米国・日本との関係改善の動きは速度を出せず、伝統的な後見国である中国とも冷めた関係になった。9月には欧州歴訪外交まで行ったが、戻ってきたのは人権改善圧力だった。政府当局者は「結局、対南関係改善のほかに出口はないという判断をしたようだ」と述べた。
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