2部リーグの無名選手が延長終了直前に決めたゴールが、韓国男子サッカーに28年ぶりとなるアジア競技大会金メダルをもたらした。2日に行われた仁川アジア競技大会決勝の北朝鮮戦で、劇的な決勝ゴールを決めて一躍スターとなったイム・チャンウに3日、ソウルで会った。長い間の候補身分に疲れたイム・チャンウは軍隊で新たにスタートしようと、昨年、身体検査を受けていた。イム・チャンウと19人のチームメートはアジア競技大会の金メダル獲得で兵役免除を受けることになった。
--金メダルおめでとう。
「まだ実感がない。カカオトークで100件以上のメッセージを受けた。決勝の後、ロッカールームでは、踊ったり水をかけ合ったりし、大騒ぎだった。昨夜、宿舎で小さなお祝いパーティーをした。『本当に優勝できるとは思っていなかった。みんな不安だったが表情に見せなかっただけだ』などと、尽きない話をした」
--公式得点者はイム・チャンウだが、実際にはほとんどイ・ヨンジェ(23、長崎)が入れたゴールだった。
「ゴールを決めてベンチに走っていくと、すでにチームメートがイ・ヨンジェと一緒にパフォーマンスをしていた(笑)。チームメートと一緒に宿舎に集まってリプレーを見た。イ・ヨンジェのシュートがゴールラインをほとんど越えていたし、ハンドの反則でPKが与えられる可能性もあった。チームメートが『イ・ヨンジェのゴールではないのか、釈明記事を必ず出せ』などと言っていた(笑)。イ・ヨンジェに申し訳なかった」
--北朝鮮戦の途中、相手のチャン・ソンヒョク選手と額をあててにらみ合っていた。
「北朝鮮の選手が見えないところで蹴ったり、『お前たちはサッカーをしたくないのか』などと言ってきた。私が少し足を踏んだようだが、暴言を浴びせてきた。私よりも年上で、怖そうな顔で少し臆したが、そのふりを見せずに対抗した」
--今大会の最初と最後のゴールを決めた。
「ユース代表時代は中央DFだったが、国際大会に出れば少なくとも1ゴールずつは入れた。3試合連続で得点したこともある。セットピースの時に予感がする。不思議とボールが思っている方向にくる」
--歴代最弱の代表チームという評価を受けていたが。
「私たちにはスタープレーヤーはいないが、勝手なプレーをする選手もいなかった。ワイルドカード(23歳超過選手)の朴柱昊(パク・チュホ)先輩(27、マインツ)、金信旭(キム・シンウク)先輩(26、蔚山)、金承奎(キム・スンギュ)先輩(24、蔚山)がよくチームを引っ張ってくれた。特に朴柱昊先輩はユース代表の主将時代から重量感があった。朴柱昊先輩も『これほど団結したチームは初めてだ。忘れられないだろう』と話していた」
--イ・グァンジョン監督はユース時代から一緒にしている。
「ユース代表時代は午後10時半にノートブックと携帯電話を取り上げられた。睡眠不足になるかもしれないからだ。今回は自発的に夜11時前に消灯していたので、信頼されて、自分たちに任せられていた。監督はクールで、あまり干渉しない」
--蔚山では3年間ほとんどベンチにいた。
「私もどうやって厳しい時期を乗り越えてきたのか分からない。同窓生の南泰煕(ナム・テヒ、レフウィヤ)はA代表チームにまで選ばれた。実際、昨年は警察庁に志願しようと身体検査も受けた。大田へのレンタル移籍が決まったことで取り消しになった。まだ身体検査の結果は受け取っていない。私は実力が不足していることを認めて、裏で静かに努力した」
--Kリーグチャレンジ(2部)選手では唯一、代表チームに選ばれた。
「自分がうまくできなければKリーグチャレンジに対する認識が悪化すると思って頑張ってプレーした。チャレンジが1部リーグに比べて個人技や速度が大きく落ちるとは思わない。李根鎬(イ・グノ)先輩は2部リーグの尚州所属でブラジルワールドカップに出場し、ゴールを決めた」
--今後の目標は。
「最優先目標は大田の1部リーグ昇格だ。イバノビッチ(チェルシー)が好きだ。中央DFを兼ねることができる重量感のあるサイドDFだ。彼の名前と合わせて『イムバノビッチ(イム・チャンウ+イバノビッチ)』という応援のコメントも見た。サッカー選手なら誰でもA代表チームが目標だ。私はうまい選手ではなく頑張る選手なので、もっと努力しなければいけない。私は2部リーガー。いま人生の2部が始まった」
--金メダルおめでとう。
「まだ実感がない。カカオトークで100件以上のメッセージを受けた。決勝の後、ロッカールームでは、踊ったり水をかけ合ったりし、大騒ぎだった。昨夜、宿舎で小さなお祝いパーティーをした。『本当に優勝できるとは思っていなかった。みんな不安だったが表情に見せなかっただけだ』などと、尽きない話をした」
--公式得点者はイム・チャンウだが、実際にはほとんどイ・ヨンジェ(23、長崎)が入れたゴールだった。
「ゴールを決めてベンチに走っていくと、すでにチームメートがイ・ヨンジェと一緒にパフォーマンスをしていた(笑)。チームメートと一緒に宿舎に集まってリプレーを見た。イ・ヨンジェのシュートがゴールラインをほとんど越えていたし、ハンドの反則でPKが与えられる可能性もあった。チームメートが『イ・ヨンジェのゴールではないのか、釈明記事を必ず出せ』などと言っていた(笑)。イ・ヨンジェに申し訳なかった」
--北朝鮮戦の途中、相手のチャン・ソンヒョク選手と額をあててにらみ合っていた。
「北朝鮮の選手が見えないところで蹴ったり、『お前たちはサッカーをしたくないのか』などと言ってきた。私が少し足を踏んだようだが、暴言を浴びせてきた。私よりも年上で、怖そうな顔で少し臆したが、そのふりを見せずに対抗した」
--今大会の最初と最後のゴールを決めた。
「ユース代表時代は中央DFだったが、国際大会に出れば少なくとも1ゴールずつは入れた。3試合連続で得点したこともある。セットピースの時に予感がする。不思議とボールが思っている方向にくる」
--歴代最弱の代表チームという評価を受けていたが。
「私たちにはスタープレーヤーはいないが、勝手なプレーをする選手もいなかった。ワイルドカード(23歳超過選手)の朴柱昊(パク・チュホ)先輩(27、マインツ)、金信旭(キム・シンウク)先輩(26、蔚山)、金承奎(キム・スンギュ)先輩(24、蔚山)がよくチームを引っ張ってくれた。特に朴柱昊先輩はユース代表の主将時代から重量感があった。朴柱昊先輩も『これほど団結したチームは初めてだ。忘れられないだろう』と話していた」
--イ・グァンジョン監督はユース時代から一緒にしている。
「ユース代表時代は午後10時半にノートブックと携帯電話を取り上げられた。睡眠不足になるかもしれないからだ。今回は自発的に夜11時前に消灯していたので、信頼されて、自分たちに任せられていた。監督はクールで、あまり干渉しない」
--蔚山では3年間ほとんどベンチにいた。
「私もどうやって厳しい時期を乗り越えてきたのか分からない。同窓生の南泰煕(ナム・テヒ、レフウィヤ)はA代表チームにまで選ばれた。実際、昨年は警察庁に志願しようと身体検査も受けた。大田へのレンタル移籍が決まったことで取り消しになった。まだ身体検査の結果は受け取っていない。私は実力が不足していることを認めて、裏で静かに努力した」
--Kリーグチャレンジ(2部)選手では唯一、代表チームに選ばれた。
「自分がうまくできなければKリーグチャレンジに対する認識が悪化すると思って頑張ってプレーした。チャレンジが1部リーグに比べて個人技や速度が大きく落ちるとは思わない。李根鎬(イ・グノ)先輩は2部リーグの尚州所属でブラジルワールドカップに出場し、ゴールを決めた」
--今後の目標は。
「最優先目標は大田の1部リーグ昇格だ。イバノビッチ(チェルシー)が好きだ。中央DFを兼ねることができる重量感のあるサイドDFだ。彼の名前と合わせて『イムバノビッチ(イム・チャンウ+イバノビッチ)』という応援のコメントも見た。サッカー選手なら誰でもA代表チームが目標だ。私はうまい選手ではなく頑張る選手なので、もっと努力しなければいけない。私は2部リーガー。いま人生の2部が始まった」
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