2日、第19回釜山国際映画祭の開幕式に登場した中国女優のタン・ウェイ(湯唯)。
メガホンを取った鈕承澤監督はもともと俳優から始めて『Monga(モンガに散る)』(2010)、『愛(LOVE)』(2012)など多彩なジャンルの映画を手がけてきた監督だ。4本目の長編映画で釜山を訪れた彼は、この日に開いた記者会見で「韓国人と中華民族は似たような歴史的苦痛を体験した。映画の中の時代問題、その中で互いに恋しがるしかない運命を迎えた主人公の心を最もよく理解する人々も2つの民族だ思っている」と所感を明らかにした。イ・ヨングァン執行委員長はこの作品について「私たちの過去だけでなく今現在とも関係がなくはない主題」として「釜山国際映画祭がアジアの疎通と和解、そして癒しをもたらす場であるから、開幕作としておあつらえ向きの作品」と説明した。
開幕作の上映に先立ち、この日午後6時から日本俳優・渡辺謙とムン・ソリの司会で釜山の映画の殿堂で開幕式が開かれた。アン・ソンギ、キム・ヒエ、チョン・ウソンら韓国のトップスターはもちろんタン・ウェイ、浅野忠信ら世界的な俳優や映画監督が参加して華を添えた。中国俳優タン・ウェイはレッドカーペットを歩く途中にパンダのぬいぐるみをファンたちに向かって投げて歓呼を受けていた。「このように良い天気に釜山国際映画祭の幕を上げることになり、非常に幸いだと思う」という徐秉洙(ソ・ビョンス)釜山市長の祝辞を始まりに開幕公演などが続いて雰囲気は盛り上がった。
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