「想像を超越する」。

ソウルの秋の夜空が４つのカラーの花火対決で華やかに彩られる。来月４日午後７時半から約２時間、汝矣島（ヨイド）の漢江（ハンガン）公園で開かれる「ハンファと共にする２０１４ソウル世界花火祭り」がその舞台だ。

◆英国・中国・イタリア・韓国の花火対決


花火パフォーマンスで世界的水準を誇る４カ国が、それぞれのスタイルで観覧客を楽しませる。この祭りに初参加する英国代表のＰｙｒｏ２０００社は、韓国にもなじみ深い「ＢＯＮＤ、ＪＡＭＥＳ　ＢＯＮＤ」というテーマで華麗な花火公演を繰り広げる。映画『００７』のＯＳＴとフィナーレには歌手ＰＳＹ（サイ）の音楽を選曲し、空が狭く感じられるほど巨大で多彩な花火をプレゼントしてくれる。

２番目の参加チーム中国のサニー社は「Ｐｏｐ＆Ｆａｎｔａｓｙ」をテーマにダイナミックな音楽と共に楽しく感覚的な花火を披露する。中国独特の赤と黄金の光を活用した雄壮さが特徴だ。

３番目の参加チームであるイタリアのｐｙｒｏモーション社は、花火強国である欧州でも演出だけでなく技術力も認められているチームとして国内に初めて招待された。「Ｎｏｉｓｙ　Ｎｅｉｇｈｂｏｒｓ」をテーマに伝統の欧州とイタリアならではのセンスを組み合わせたレベルの高い花火ショーを見せる予定だ。Ｋ－ＰＯＰ音楽に合わせてさく烈するダイナミックな花火ショーも準備している。

花火祭りのフィナーレは、大韓民国代表ハンファが飾る。今回の花火祭りのコンセプトである「Ｃｏｌｏｒ　ｙｏｕｒ　Ｌｉｆｅ」をテーマに大韓民国の希望を５つの光る感性（Ｌｏｖｅ、Ｌａｕｇｈ、Ｒｅｌａｘ、Ｅｘｃｉｔｉｎｇ、Ｈｏｐｅ）と結びつけて５色の花火で多彩なストーリーを形象化する。マルチメディア花火ショーを披露して毎年アップグレードされた演出を見せるハンファチームの今年のハイライト花火は、国内で初めて漢江上のバージ船に高さ約５０メートルの仮想タワー２台を設置して５色単発類の花火を活用する幻想的な「タワー花火ショー」だ。これに合わせて文化体育観光部・韓国コンテンツ振興院と共に開発した韓国伝統の象徴物である太極・うちわ花火などを新しく披露する。

◆福祉施設の子供たち１００人を船上招待

今回の花火祭りの主人公は、福祉施設の子供たちでもある。ハンファグループは後援している福祉施設の子供たち１００人を漢江バージ船観覧場に招待して夢と希望を分かち合う。またオンラインイベント参加者のうち４９０人に６３ビルディング５９階にある最高級イタリアンレストラン「ウォーキング・オン・ザ・クラウド」や歌手Ｒａ．Ｄ（ラディ）のライブ公演と花火祭りを鑑賞できるテラス席など、最高の席で花火を楽しめる幸運をプレゼントする。

ハンファグループは当日５００人余りのスタッフでボランティア団を結成してイベント会場全域で安全と美化作業の責任を負う。ハンファグループ側は「花火祭りは１０００万市民の祭りだ。祭りに参加した市民にとって美しい思い出になり、安全で楽しい祭りになるよう努力したい」と明らかにした。