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朴大統領「戦時の女性への性暴力は反人権行為」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

朴槿恵(パク・クネ)大統領

朴槿恵(パク・クネ)大統領は「戦時の女性に対する性暴力は、どの時代、どの地域を問わず、明確に人権と人道主義に反する行為」と強調した。

朴大統領は24日午前(現地時間)、米ニューヨーク国連本部で行った国連総会の基調演説で、「大韓民国は紛争地域で苦難に直面している女性と児童の人道主義的被害を防ぐことにも大きな関心を向けている」とし、このように明らかにした。大韓民国の大統領が国連総会の基調演説でう回的ではあれ日本軍慰安婦問題に言及したのは初めて。

政府当局者は「普遍的な女性の人権に言及しながら日本軍慰安婦問題の重要性を取り上げ、慰安婦問題が早く解決されるべきだという点を強調した発言」とし「ただ、具体的に『日本軍慰安婦』という表現を使わないのは日本の立場を考慮したものだ」と明らかにした。


朴大統領は「3月、国連人権理事会は北朝鮮人権調査委員会(COI)報告書上の勧告事項を採択した」とし「北朝鮮と国際社会はCOIの勧告事項の履行のために必要な措置を取らなければならないだろう」と述べた。

COIは北朝鮮の人権問題に関し、「最高指導者をはじめとする党・軍・司法府などが主な加害者」と明示した。それだけに朴大統領の発言は、北朝鮮指導部に対して反人権犯罪の中断を国際社会が促すべきだという点を強調したのだ。

朴大統領は「今日、国際社会が大きな関心と懸念を抱いている人権問題の一つが北朝鮮の人権」とし「近く国連が韓国に設置する北朝鮮人権事務所がこうした努力を支援できると期待する」とも述べた。

北朝鮮の核問題については「北朝鮮は21世紀に入って核実験を行った唯一の国」とし「北朝鮮は核を放棄する決断を下さなければいけない」と強調した。続いて「自ら核を放棄し、改革と開放を選択した国々のように、変化の道に出ていくべきだ」とし「その場合、我々は国際社会とともに北朝鮮の経済発展を積極的に支援するだろう」と述べた。さらに「領域内の国家間の信頼と協力の秩序を構築するために『北東アジア平和協力構想』を推進している」と明らかにした。

朴大統領は「断絶の象徴である非武装地帯(DMZ)に『世界生態平和公園』を建設し、南北に分かれている韓半島(朝鮮半島)の自然と人を一つにつなぐ出発点にしよう」と提案した後、「国連の主導のもと、南北・米国・中国など戦争当事者が参加し、国際的な規範と価値を尊重して公園を作れば、それは韓半島の緊張緩和と平和統一の試金石となるだろう」と述べた。



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