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【時視各角】アリババを見るむなしさについて=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国のアリババが世界を揺さぶった。先週アリババの米証券市場上場を前後してウォールストリートジャーナルやブルームバーグなどのメディアが出し続けた報道は目を丸くさせるものだった。中国のIT企業の米証券市場上場は新しいことでもない。すでに28社ある。ところがこのような騒ぎは初めてだ。そうしたところに19日に上場すると同時に価格が高騰し、すぐに時価総額だけで2000億ドルを超えた。時価総額規模で世界のIT企業で4位。アップル、グーグル、マイクロソフトの次だ。サムスン電子の時価総額規模は1700億ドル台だ。

アリババが何だというのか。ロールモデルは米アマゾンだというが取り引き方式はイーベイをコピーした中国型電子商取引会社だ。米イーベイに早々に中国の消費者(C2C)市長から手を引かせた中国電子商取引市場の80%を占める企業。成功した多くの中国企業がこのようにすでに世界市場で検証された成功モデルをハイブリッドするようにコピーし広い中国市場を席巻した。だが、米国など海外市場進出や成功の可能性は低く評価される中国内需用企業だ。そのため彼らを革新企業とは呼ばない。

ところがウォールストリートジャーナルは、「いまや中国が革新できないという根拠のない信頼を捨てる時」として見方を変えた。彼らは中国企業の成功を「商業化を通じた革新」といった。西欧企業が追求する“ビッグバン”のような革新ではなく、他人の技術をいち早く模倣し漸進的発明を加え中国市場で売れるようにする実用的革新をしたということだ。偽物でも中国市場でよく売れるので革新という話だ。このように13億人の人口を持つ中国市場の力は米国メディアをして革新の概念まで変えさせた。韓国企業にはわずかなデザインを盗用したとして詰め寄ったアップルも“偽iPhone”であることをはばかることなく自慢する小米には口を固く閉ざす。これもまた巨大な中国市場の力としか説明することはできない。


ちょうどこの辺りで虚しさが押し寄せる。これまで私たちは「グローバルリーディングカンパニーは技術革新の産物」と信仰のように信じた。アップル、グーグル、MSがそうだったからだ。ところがアリババはうまくコピーして4位に立った。私たちは「偽iPhone」のシャオミが中国市場でサムスンを押さえ1位になる光景も見た。贋物も主人公になった。



【時視各角】アリババを見るむなしさについて=韓国(2)

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