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<アジア大会>男子柔道81キロ級の金宰範、左手けが抱えながらも2連覇

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

金宰範が男子柔道81キロ級の決勝でエラシス・ナシフ(レバノン)を破って優勝し、喜んでいる。金宰範は左手中指の靭帯が切れるなど負傷を抱えた体で闘魂を見せた。

今回は「一本勝ちの男」ではなく「一本腕の男」だった。金宰範(キム・ジェボム、29、韓国馬事会)が21日、仁川桃源体育館で行われた仁川アジア競技大会柔道男子81キロ級の決勝で、エラシス・ナシフ(レバノン)に優勢勝ちした。チョン・フン(45)、ファン・ヒテ(36)に続き、韓国柔道選手のアジア競技大会2連覇は金宰範が史上3人目。

金宰範は2年前のロンドン五輪で韓国柔道史上最年少でグランドスラムを達成した。当時、左肩とひざ、ひじ、指を負傷した状態で金メダルを獲得し、話題となった。金宰範は五輪後1年近くリハビリに取り組んだ。しばらく目標意識を失い、さまよったりもしたが、昨年9月に生まれた娘イェダムを見て再起した。昨年末から体を作りなおした金宰範は結局、アジア競技大会代表に選抜された。

しかしまたけがに苦しんだ。大会前に左手の指の靭帯が切れた。19日の練習中には肩も負傷した。結局、金宰範は右腕1本だけを使いながらも準決勝で長島啓太(日本)を退け、決勝でも接戦の末、勝利をつかんだ。


女子柔道70キロの金省然(キム・ソンヨン、23、光州都市鉄道公社)と63キロ級のチョン・ダウン(25、楊州市庁)も金メダルを獲得した。金省然は決勝で日本の新井千鶴から背負投げで技ありを奪い、優勢勝ちした。前日銅メダル3個に終わった韓国柔道は2日目、金メダル3個を獲得し、プライドを回復した。

梁鶴善(ヤン・ハクソン、22、韓国体育大)が活躍した韓国男子体操は団体戦で銀メダルを獲得した。男子体操韓国代表は350.875点で、日本(353.475)に次ぐ2位だった。梁鶴善は跳馬で北朝鮮のリ・セグァン(29,15.525点)に続く2位(15.500点)だった。梁鶴善より先に登場したリ・セグァンは自分の名前を付けた技「リ・セグァン」を見せ、跳馬で1位となった。19日の練習で右脚のハムストリングを痛めた梁鶴善は「依然として痛みが残っているが、競技中に大きなミスはなかった」と話した。男子体操個人総合の決勝は23日、種目別決勝は24-25日に行われる。

サイクル男子パシュートでは銀メダルを追加した。パク・ソンホ(30、慶北体育会)、パク・サンフン(21、ソウル市庁)、パク・ゴンウ(23、大韓地籍公社)・イム・ジェヨン(23、議政府市庁)で構成された韓国代表チームは4分12秒269をマークし、4分7秒936で決勝ラインを通過した中国に続いて2位だった。16強進出をすでに決めていた韓国男子サッカーはラオスに2-0で勝ち、8強入りを決めている韓国女子もモルディブに13-0で大勝した。



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