仁川市と組織委は「セウォル号の事故とワールドカップ(W杯)サッカーの1次リーグ敗退などでスポーツへの関心が落ちたため」と話している。しかしそれがすべてだろうか。仁川市と組織委にも問題がある。「雰囲気を盛り上げるためにいろいろなイベントをした」というが、これを知る国民はあまりない。チケット販売率が目の前も問題になっている現在もそうだ。公務員が仁川地域の企業や市民に会ってチケット購入を訴える状態だ。より大きな市場であるソウルなど大都市の消費者を相手に大々的な販促活動をする姿も見られない。
外国販売でも問題が表れた。組織委のホームページには「チケットを買いたい」という外国人のコメントが時々見られる。だが、これに対応できていない。外国販売は規定に基づき国別に業者を定めている。この業者は団体観光客に販売するだけで、入場券を希望する個人に対しては手放しの状態だ。