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尹炳世外交部長官「近いうち、韓日間に多くの動き見られることに」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

尹炳世外交部長官が12日、外交部庁舎の17階接見室で中央日報の金永熙(キム・ヨンヒ)論説委員のインタビューに応じた。140分間のインタビューで尹長官は韓日関係などの外交懸案についてあまねく説明した。尹長官は「統一を成し遂げて平和配当金を世界と分かち合うことができる大韓民国を作りたい」という抱負も明らかにした。

尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が12日、中央日報の金永熙(キム・ヨンヒ)論説委員とのインタビューで「韓日関係を改善しようという両国の意志が強くなっている」として「近いうちに両国間で多くの動きを見せるだろう」と明らかにした。尹長官が外交懸案全般についてのインタビューに応じたことは昨年3月の就任以来、初めてだ。

尹炳世外交部長官は普段から「韓国外交が複雑な高次方程式の状況に直面している」という話をたびたびしている。激変する北東アジアの外交地形についての例えだ。今月12日、ソウル都染洞(ドリョムドン)外交部庁舎で行われたインタビューは、この方程式の答えを共に悩む場だった。メディアインタビューにあまり出ない彼が今回応じた理由も「外交安保分野で最も人望の厚い国内言論人と韓国外交長官が『ブレーンストーミング』をしてみよう」という趣旨だった。インタビューは2時間20分間行われた。外交懸案を幅広くカバーして40ほどの問答が飛び交った。

--長官があまりにも強硬な対日政策を繰り広げていると批判してきた。同意するか。


「論説委員が考えている部分も重要な見解だが、政策立案者の立場で見れば、そのような見解に同意するのは容易ではない(笑)。政府は、過去の問題に明らかな立場を堅持しながらもそのほかに安保や経済協力、国民交流などは歴史葛藤とは連係させずに増大していこうというバランスの取れた立場を持っている。対話の量が不足していたのではなく、質が問題だ。だが両国の関係改善の意志が強いので、近いうちに韓日間に多くの動きを見ることができるだろう。韓日の外相もこれまで3回会ったし、今後年内に追加的に常に可能性が高い。2国間首脳会談がなければ両国関係がすべて良くないというのは行き過ぎた性格規定だと思われる。そして朴槿恵(パク・クネ)大統領が来年を韓日関係の新しい元年に定めようという話の糸口をつくった。特に現在行っている日本軍の慰安婦被害問題協議を集中的に進めて成果があれば、これが最初のボタンになって(韓日関係が)次の段階に移るために役立つものと考えている」

--接触の量が充分だということについては共感する。だが日本の安倍晋三首相の歴史修正主義的な見解と野望を、韓国の外交的努力で耐えられることができるだろうか。

「簡単ではない。だが朴槿恵政権は安定・不可逆的な韓日関係を確立するために(対日外交の)目標を低くした。過去20年間の政権の序盤期には韓国が日本に善意の措置を取っても末期はいつも悪化したまま終わっていたが、このような試行錯誤を繰り返さないためだ。半歩進んでも方向性を持って安定的に向かうという趣旨だ。私たちが望む戦略とロードマップが明確にあるため、日本が望む時期に望む方式でやれということよりは、忍耐心を持って見守ってほしい」

--ドイツ統一の過程を見ても、周辺国との関係改善はとても望ましい。最近、韓中日高位級会議で3国外相会談を開くことに合意し、これが3国首脳会談につながると見ている。だが、だからといってこれが2国間の問題解決にならない。この問題を解決するための韓日首脳会談や外相会談のロードマップがあるか。

「重要な指摘だ。だが多国間会談の長所は、2国間が刺々しくて話さえしたくない時でも対話ができるようにする触媒の役割をするということだろう。韓中日が会えば必ず成果につながるわけではないが、信頼構築につながるためには良いという意味だ。多国間会談の環境で会う2国は、比較的負担が少ない」



尹炳世外交部長官「近いうち、韓日間に多くの動き見られることに」(2)

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