長いあいだ抱いてきたその疑問が最近解けた。日本人の心のふるさとといわれる「伊勢神宮」でだ。東京から約310キロの距離にある三重県伊勢市にある伊勢神宮。よく日本には「砂の数」だけ神がいるという。多くて800万。地震・台風など自然災害が多い国であるだけに祀るべき神が多い。そのトップが太陽であり、それを祀っているのが伊勢神宮だ。「皇室」の神社であり、国家の筆頭の宗廟だ。このため伊勢には最高級の伊勢神宮用田畑・塩田が別にあるほどだ。「神宮神田」という名前の田畑で、コメの品種だけで13種、野菜も70種を栽培する現場を見て驚いた。
伊勢神宮ができたのは約1500年前。しかし1400年近く、天皇は一人もここを参拝しなかった。「参拝をした後に自然災害が発生すれば天皇としての体面が崩れるため」(皇學館大学の岡田登教授)だったという。
伊勢神宮ができたのは約1500年前。しかし1400年近く、天皇は一人もここを参拝しなかった。「参拝をした後に自然災害が発生すれば天皇としての体面が崩れるため」(皇學館大学の岡田登教授)だったという。
この記事を読んで…