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韓国の自動車の温室効果ガス排出基準、日本よりも強化

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国政府が自動車の温室効果ガス排出基準を強化して、2020年には日本よりも強化された基準を適用する方針だ。

環境部は各自動車メーカーが2016~2020年の間に生産・販売する車両の平均燃費と平均温室効果ガス排出量基準をつくって11日から行政予告すると10日明らかにした。10人乗り以下、3.5トン未満の乗用車・バンに適用される平均燃費は、現行(2012~2015年)の1リットルあたり17キロから次期(2016~2020年)には1リットルあたり平均24.3キロと43%に強化される。また温室効果ガス排出量基準は現行の1キロ走行あたり140グラム排出から、97グラムへと31%強化することにした。

自動車メーカーは、燃費と温室効果ガス基準のうちの1つを選んで遵守すれば良いが、基準を達成できなければ課徴金を支払わなければならない。現在適用される2015年基準は2012~2013年に各自動車メーカーがすでに達成した。


自動車の平均温室効果ガス・燃費制度は主な自動車生産国で施行されており、2020年まで達成しなければならない温室効果ガス排出基準(1キロあたり)は欧州が93グラム、日本は100グラム、米国は113グラムだ。国内基準は欧州よりは緩いが、日本や米国よりは厳格になる。2012年実績では韓国の温室効果ガス排出量は平均140グラムだったが日本は104グラム、欧州は132グラムだった。

これと共に現在適用対象から除外されている15人乗り以下のバンや3.5トン未満のトラックに対しても2020年までに排出量1キロ166グラムまたは燃費1リットル15.6キロメートル基準が適用される。

また年間4500台以下を販売するメーカーは燃費・排出量基準を19%緩和して適用したが、小規模メーカーの車両販売量が急速に増加しているという点を勘案して次期は8%だけ緩和した基準を適用することにした。

一方、マニュアル車は1台販売したことで1.3台分の販売に、軽自動車は1台販売したことで1.2台分の販売と認めて温室ガス排出量が少ない自動車の普及拡大を誘導することにした。

環境部関係者は「2日に開かれた環境部や企画財政部、産業通商資源部などが低炭素車協力金制度の施行を延期する代わりにこうした温室効果ガス・燃費基準を強化することに決めた」と話した。



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