一見、生活水準が似ているように見える韓国と日本だが、高齢者たちの生活だけは明らかに異なっていると思われる。下落したウォン-円為替レートのおかげで旅行中に東京銀座にある有名デザートカフェに立ち寄った。ブレンドコーヒー1杯が1000円(約1万ウォン)を超えるこの店。お客さんは私のような外国人をのぞいてほとんどが60代以上の高齢者たちだった。隣の席では80歳にはなるような白髪の老夫婦が、ゆったりとブランチを楽しんでいる。多くの店の入口には「15日の敬老の日、プレゼントを」といった文面がついていた。日本は毎年9月15日を敬老の日(公休日)とし、その週を「シルバーウィーク」に決めているが、「長年社会につとめた高齢者を敬愛して長寿を願う日」だ。
長年、社会のために頑張ったのは韓国の高齢者たちも同じだ。だが韓国老年層の生活は、豊かさや余裕とは程遠い。老人貧困率がOECD加盟国の中で1位である国で、高級カフェに座って1万ウォンを軽く超えるコーヒーを飲むのは一部の富裕層高齢者に可能なことだから。保険研究院の資料によれば、日本で65歳以上の高齢者の公的年金需給率は2012年基準で96.4%、1人あたりの月平均受領額は160万ウォンに達する。一方、韓国は同じ年基準で公的年金需給率が34.8%、昨年1人あたりの月平均受領額は36万ウォンに過ぎなかった。両国の経済規模や物価水準を考慮しても、あまりに大きな差だ。
長年、社会のために頑張ったのは韓国の高齢者たちも同じだ。だが韓国老年層の生活は、豊かさや余裕とは程遠い。老人貧困率がOECD加盟国の中で1位である国で、高級カフェに座って1万ウォンを軽く超えるコーヒーを飲むのは一部の富裕層高齢者に可能なことだから。保険研究院の資料によれば、日本で65歳以上の高齢者の公的年金需給率は2012年基準で96.4%、1人あたりの月平均受領額は160万ウォンに達する。一方、韓国は同じ年基準で公的年金需給率が34.8%、昨年1人あたりの月平均受領額は36万ウォンに過ぎなかった。両国の経済規模や物価水準を考慮しても、あまりに大きな差だ。
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